• このエントリーをはてなブックマークに追加
アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ 第53号(2014/11/14号/月2回発行)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ 第53号(2014/11/14号/月2回発行)

2014-11-15 09:48

     土曜日は『楽園追放 -Expelled from Paradise-』の公開です。アクションSFの傑作で、セルルック3DCGのキャラ表現としては最先端ですので是非ご覧になっていただければ。
     ライターの日詰明嘉さんとパンフレットを制作しました。パンフレットといっても表紙込みで74ページもあり、実質的にはムックです。設定画とインタビューをぎちっと詰めました。2000円してしまいますが、それ相応の内容ではあります。こちらも併せてよろしくお願いします。

     あと告知です。
     アニメの門チャンネルや朝日カルチャーセンターでお世話になっているじんのひろあきさんが脚本について学ぶ私塾を行っており、参加者を募集されています。
     脚本の添削はもちろん、オリジナル企画の開発、映画の解析などを同時に進めていく内容で、毎週金曜日19時から2時間(コーヒー付き)。月謝制(1万2000円)だそうです。
     連絡先は、このメルマガの後書きに掲載しておきます。あと2名余裕があるそうで、ご興味ある方は是非。

    ■広告■■■■■■■■■■■■■■■■■
     素敵なキャラと過ごす特別な日……
     人気キャラが華麗に描かれた
     キャラクターケーキ絶賛販売中!
     キャラクターケーキ専門店 あにしゅが
     http://www.rakuten.co.jp/animesugar/
    ■広告■■■■■■■■■■■■■■■■■


    1.最近のお仕事紹介
    2.私のおすすめ!
    3.前回のアニメの門チャンネル
    4.お蔵出し原稿
    5.Q&A


    最近のお仕事紹介

    1.朝カル講座「アニメを読む」(東京)
     朝日カルチャーセンター新宿教室で行っている講座「アニメを読む」ですが11月以降は以下のラインナップです。
     1月は京田知己監督を招いて「君にも描ける!絵コンテ講座」というワークショップを行います。こちらも情報解禁までしばしお待ちを。
     11月15日『虹色ほたる ~永遠の夏休み~』
     12月20日『王立宇宙軍 オネアミスの翼』

    2.イベント『アニメの門 場外乱闘編』開催
     毎年恒例のイベント『アニメの門 場外乱闘編』は12/13(土)の日中にネイキッドロフトで開催決定です。今年もまた放談織り交ぜながら十大ニュースを選びます。前回から満員になるようになってきましたので、予約のほうが安全と思います。
     OPEN 12:30 / START 13:00~
     終了予定15:30
     予約800円/当日1000円(共に飲食別)

    3.オタクの学校@模型塾
     10月は『逆襲のシャア』講座を行ったオタクの学校@模型塾ですが、11月29日は『メガゾーン23』になります。正式告知はまだですが近日中に模型塾ページにアップされると思います。15時からの90分で、齋藤貴義さんの講義(17:00~)と二階建てです。

    4.四代目アニメの門
     WEB連載。更新されました。今回は作画のデジタル化について考えています。

    5.最近制作したブックレット・画集など
    『アルモニ コレクターズ・エディション』
    『劇場版モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』
    『ピンポンコンプリートアートワークス』


    私のおすすめ!

     投稿コーナー「私のおすすめ」ですが、機長さんより『アカメが斬る!』の原稿をいただきました! 機長さん、ありがとうございます。こちらも原稿募集しております。

    『アカメが斬る!』復讐劇をしっかり描く

    機長(@kityou

     『アカメが斬る!』は、「痛快」と「悲痛」を合わせ持った作品だ。
     本作は、7月から放送中のテレビアニメ。『姉、ちゃんとしようよっ!』などのノベルゲームで知られるタカヒロ(ゲーム会社「みなとそふと」代表)が原作を担当するコミックのアニメ化だ。
     建国から1000年経った帝国。民は、官僚や貴族の豪華絢爛な帝都暮らしを維持するために設けられた重税に苦しんでいた。主人公のタツミは、重税に苦しむ貧しい村の出身。村を助けるため、帝都へ出稼ぎに向ったタツミは、ある事件を切っ掛けに革命軍の暗殺部隊「ナイトレイド」と行動を共にすることになる。「ナイトレイド」が貴族や官僚に蹂躙された弱き者の恨みを天に代わって晴らす様は、ファンタジー版の『必殺仕事人』といったところだ。
     そして本作は『必殺仕事人』が持つ、憎き悪人をこらしめる「痛快」と復讐の「悲痛」がしっかりと描かれている。
     例えば本作の第二話「権力を斬る」では、権力を悪用して私服を肥やす帝都警備隊長オーガとの戦いが描かれる。権力を盾に罪なき人々を死に至らしめ続けたオーガが討たれる瞬間は、「痛快」そのものだ。また第六話「絶対正義を斬る」では、帝都警備隊に所属する可憐な女性隊員セリューが登場する。セリューは、尊敬していたオーガを討った「ナイトレイド」を激しく憎む。復讐に囚われた彼女は人体改造手術を受け、「ナイトレイド」との戦いにすべてを捧げる。復讐が新たな悲しみを生み、新たな復讐へと繋がっていく「悲痛」が描かれている。
     これらの『必殺仕事人』が持つ復讐劇の魅力に加え、中村和久による美少女キャラたちやアクションシーンでの小気味の良いハーモニー演出。岩崎琢によるスキャットが印象的な音楽が更に作品のダークな雰囲気を支えている。
     本作は10月より2クール目をむかえ、「ナイトレイド」と帝都の精鋭部隊「特殊警察イェーガーズ」の直接対決がついに始まる。弱き者を守る正義と国を守る正義。戦いの先には一体なにが待ち受けているのだろうか。その結末を見守りたい作品だ。


    前回のアニメの門チャンネル

     少しリニューアルしまして前半を、気になった話題を取り上げる「ピックアップトピックス」と投稿などでもらったいろんな質問に答える「なぜなにアニ門」の二本立てにしました。「なぜなにアニ門」は絶賛質問募集中です。
     「ピックアップトピックス」は「日本アニメ(ーター)見本市」について。
     「なぜなにアニ門」の質問は二つ。
     一つは「『Gのレコンギスタ』に出てくる色替えした背景の呼び名とは?」。もう一つは「アニメ不毛の県である静岡で(藤津が)育ったことの影響は?」。この二つでした。

     
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。