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  • Arch Angel VOL.3(プログレッシヴ・ロック専門ブロマガ)

    2013-08-13 01:18
    53pt
    Arch Angel on niconicoブロマガ
    <目次>
    ・1.プログロイド「Close To The Edge」に寄せて(寄稿:市川哲史氏)
    ・2.プログレの歴史―プログレ誕生・1969年(その3)―(編集:守影忍)
    ・3.編集後記(お局)

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    1.プログロイド「Close To The Edge」に寄せて(寄稿:市川哲史氏)
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    【Megpoid English】Close To The Edge【YESオーケストラアレンジ】
    http://ch.nicovideo.jp/arch-angel/video/so21262928

     人類という生き物はどうも、壮大なる無駄に己れのアイデンティティーを投影せんと、昼夜を無視して躍起になってしまう。クフ王のピラミッドしかり。万里の長城しかり。そしてこの<プログロイド>しかり。すると我々傍観者は、こうつぶやくしかない。
    「で……どうしたいのよあんたは」
     いきなり断言しておくが、今回の3曲はその圧倒的なまでに緻密で壮大な完成度の高さに、誰もが爆失笑することだろう。

     
  • Arch Angel VOL.2(プログレッシヴ・ロック専門ブロマガ)

    2013-07-19 01:33
    53pt
    Arch Angel on niconicoブロマガ
    <目次>
    ・1.クリムゾン宮殿巡礼 ‘69年5月6日(竹川 真)
    ・2.プログレの歴史―プログレ誕生・1969年(その2)―(編集:守影忍)
    ・3.編集後記(お局)

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    1.クリムゾン宮殿巡礼 ‘69年5月6日(竹川 真)
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     ジャイルズ、ジャイルズ&フリップが突然キング・クリムゾンに変貌した背景には、若年層に浸透していたサイケデリックムーヴメントの影が潜んでいる以上に、彼らの内的変化が大きく作用しています。西洋古典音楽が内包する抒情性を志向するイアン・マクドナルドの加入、至高なる前衛音楽構築を目標に揚げたロバート・フリップの台頭、そして抽象的な言葉で独自の世界観を詩にしたピート・シンフィールドの存在です。その出会いも含めてロバート・フリップは「the Good Fairy」の存在が大きいと語っていますが、その個性が妥協することなく音をぶつけ合い、相互に影響を及ぼし、結果として未知なる音の誘発を招き、キング・クリムゾンは誕生したと思います。キング・クリムゾンとしての初リハーサルは’69年1月13日。そして’69年4月9日スピークイージーで彼らは聴衆の前に初めて姿を現しました。その衝撃は当時の音楽の中では相当なものだったようです。「スピークイージーでお祭り騒ぎ」、「まるで騒がしいオーケストラのようだ」と評されただけでなく、ジミ・ヘンドリックスがロバート・フリップに近づいてきて「左手で握手してくれ。その方がハートに近い」という逸話もあります。ここでは現在確認できるラジオ音源とライヴ音源を中心にキング・クリムゾンを紹介していきたいと思います。 
  • Arch Angel VOL.1(プログレッシヴ・ロック専門ブロマガ)

    2013-07-09 23:05
    53pt
    Arch Angel on niconicoブロマガ
    <目次>
    ・1.紙ジャケットCD―プログレの美学―加筆修正版(竹川 真)
    ・2.プログレの歴史―プログレ誕生・1969年(その1)―(編集:守影忍)
    ・3.編集後記(お局)

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    1.紙ジャケットCD―プログレの美学―加筆修正版(竹川 真)
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    イエス名盤5作品から始まった紙ジャケ文化

    紙ジャケの歴史(1)

    紙ジャケとは?
    簡単に言ってしまうとアナログ盤でリリースされた作品をCD化する際に、ジャケットを縦横135ミリのCDサイズに縮尺し、内袋、ブックレット、ポスターまでも精巧に再現したミニチュアのことです。

    紙ジャケの始まりは、‘94年3月にMASTER OF JAZZ 20bit K2シリーズとしてビクターよりリリースされた20タイトルです。
    それに続いて’94年9月にエマーソン、レイク&パーマーの名盤「エマーソン、レイク&パーマー」、「タルカス」、「展覧会の絵」の3タイトルがリリースされました。
    これがロック紙ジャケの始まりでもあります。
    ところがこの紙ジャケ、浸透するには時間がかかってしまいました。