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【自然災害メモリアル】第293回:能代地震(1694)の日 [防災]正しくない防災啓発
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【自然災害メモリアル】第293回:能代地震(1694)の日 [防災]正しくない防災啓発

2019-06-19 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    6月19日は、
    能代地震(1694)から325年です。

    秋田県内で発生した大地震は、M7.0という大きな規模であった地震と推定されています。
    米代川下流部を中心に大きな被害があり、死者394人に及んでいます。
    陸奥、すなわち青森県方面では山崩れも発生し、秋田城下でも被害がありました。

    山崩れの他、岩木山で硫黄杭が発火したり、
    沿岸部では、津波も20~30cm程度ですが陸地の直下型震源でも観測されたという文献があります。
    尚、この地震は能城断層帯という活断層が動いたことで起きたといわれています。


    今回は、
    「正しくない防災啓発」をテーマにお伝えします。

    様々なサイトで同じように防災啓発をしているものを見ますが、
    個人的に最も好ましくないやり方で防災啓発をしている輩も少なくありません。

    防災グッズを無理やり売り上げを増大させるようなやり方をして、
    一番たちが悪いのは震度3~4の地震が多発したからといって、
    次の大地震を示唆する煽り方をした後に防災啓発で締めくくる記事や動画です。

    あのような記事、正直言って全く持って悪質です。
    Youtubeでそのような動画を見ても、見ないようにした方がいいです。

    何故なら、大地震が来るという断定はしないくせに散々人に不安を煽るだけ煽って
    その逃げ道を作らせる戦法で、人の心理を突いた悪質なやり方です。
    少なくともそこで紹介されたもので、あまり買わない方がいいです。

    防災啓発をただすればいいってものではないのです。
    日本に住んでいる以上、地震と向き合うのは当然ですがそれを不安がって
    マイナスな思考の中で、かき集めのようにしても防災グッズの意味もわからなければ
    全く持って意味を成しません。自分に合った防災グッズを買わなければなりませんし、
    防災グッズにも正しい保管方法というものがあります。

    自らが、防災に関心を持つための方法はありますが、無理やり自発を促すとまずいことになります。
    明るく円満に啓発できるようにしてくれる方が、楽しく防災ができます。
    じっくりと防災グッズを調べたり、震災時にどんなことが起きるかを把握して、
    冷静に選択できることを祈ります。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


    明日は東京都で発生した、明治東京地震(1894)を紹介します。
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