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小飼弾の論弾 #84「裏口入学と、学費は誰が負担すべきか問題」
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小飼弾の論弾 #84「裏口入学と、学費は誰が負担すべきか問題」

2018-10-01 07:00

    「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
    2018年7月17日(月)配信の「小飼弾の論弾」の前半をお届けします。

    次回のニコ生配信は、2018年10月9日(火)20:00からの「小飼弾の論弾」です。
    テーマは、「国境はなぜなくならないか?」。

    お楽しみに!

    2018/07/17配信のハイライト(その1)

    • 38℃の日は暑いのに、38℃の風呂に入ると熱くないのはなぜ?
    • 真夏の東京オリンピック
    • 豪雨による被害はどうすれば防げる?
    • タイ洞窟の少年たち
    • 巨悪を逃すために、司法取引?
    • 東京医科大の入試不正問題と、学費は誰が負担すべきか問題

    38℃の日は暑いのに、38℃の風呂に入ると熱くないのはなぜ?

    山路:今日はまあそのクソ暑い日だったんですが、Twitterで2002年とちょっと古い記事が話題になっていました。

    小飼:これ面白い。冷たいほうだと、20℃の水に浸かると冷てえですけども、20℃って快適ですよね、比較的。ちょっと裸だと寒いかもしれないですけれども。それがもう、熱を伝える能力の違いで説明できちゃうんですよね。

    山路:熱伝導率っていう?

    小飼:熱伝導率というのか、この場合何というんだったっけ?熱伝導と言った場合には本当に伝導だけなんだけども、対流とかもあって、だからきっちり冷やしたい時には液体を使うじゃないですか、コンピューターを冷やす時も。

    山路:まあ液冷のコンピューター、なんか、PEZYとかでも液で冷やしてたみたいなありましたもんね。

    小飼:その原理で行くと、熱いほうがヤバイはずなんですよね。なんで体温と近い風呂というのはまあまぬるくて、でもそれが気温になるとクソ暑になるのかっていうのは、よく考えてみれば、不思議ですよね、感覚としても。

    山路:なんか大昔に見たんだと、頭が上から、頭を水の上に出しているから、その熱の感じ方が違うんじゃないかみたいな話がありましたよね。

    小飼:でもそういうのも、いちいち調べて、そうじゃない、そうじゃないというのをやって、結論にたどり着いたっていうのは、うん、そこはもう本当に素晴らしなと。

    真夏の東京オリンピック

    山路:暑いといえば、果たして東京五輪は大丈夫なんだろうかと。

    小飼:もうご臨終だね。

    山路:もう本当に、人死でるんじゃないかな。だってAppleWatchに「外で運動するな」っていう注意が毎日送られてくるんですけど。

    小飼:しかも新国立競技場、エアコンとりやめちゃったんだよね。

    山路:ああ観客席の。50億円くらい節約するためでしたっけ?なんぼかそれ設備をやったら安くなるっていう話ですよね。それ熱中症の確率がさらに上がりましたよね。これ本当に8月にやることの熱中症予防って考えてるんですかね?

    小飼:いや考えてないでしょうね。

    「冷夏にかけるしかない」(コメント)

    小飼:というのか、千葉にだって東京あるんだし。

    山路:東京ディズニーランド。

    小飼:うんそうそう、どっか一時的に東京にすればいいんだよ。札幌とか東京っていうことにしておいてさ。ダメかな。

    山路:いいんじゃないですかって私は思いますけど(笑)。もう会場も決まってるんでしょう、でも(笑)。

    「確実に予想された人災だよね」(コメント)

    「今から時期ってズラせるの?」(コメント)

    山路:8月にせざるを得ないというのは、アメリカのプロスポーツの中継の関係だって言われてますよね。

    小飼:そう。ちょうどそう、都合がいいのがそこだけだと。だから後ろの方にズラすと、アメリカ人的にオリンピックよりももっと重要なイベントが控えているということなわけですよ。

    山路:なんかいろいろワールドシリーズたらウンタラカンタラみたいな。

    小飼:でもやっぱそうなったキッカケというのは、1984年のロサンゼルスだと思います。ちょうどモスクワのオリンピックの日本もボイコットに加担させられたその後ですよね。
     そういうふうに持っていったのでやっぱり1番責任があるのは、サマランチおじさんでしょう。

    山路:しかし1回その利権というのができちゃうと難しいですよね。

    小飼:うん難しい。

    山路:おいしい汁を吸うというルートができちゃったから。

    小飼:ギリシャなんて体力もないのに、無理矢理オリンピックをやったお蔭で、国が破産したようなもんだからね。日本はそこまでショボくないというのか、東京の経済だけでもギリシャの経済よりもずっと大きいとはいえ。

    山路:あと記事で見たんですけれど、東京五輪の開催中はネット通販を控えてくれという。

    小飼:いや今から楽しみだな。今年のプライム、まだ今日もやってるんですよね、プライムデーという、要はAmazonの大売り出しの日ですよね。しょっぱなから、ステータス500が出まくったという。

    山路:でもAmazonってクラウドサービス提供しているじゃないですか。

    「Amazon、AWS使ってないの?」(コメント)

    小飼:とかっていうのが、流れてきましたけども、でも実際の所どうなのかというのは、クラウドの中のことまではわかんなんですよ。だからこのパケットAmazonまでいってるなっていうことはわかるんですけれども、でも実際にそれがAWSなのかは、わかんないんですよね。案外、紺屋の白袴状態だという可能性は無きにしもあらず。

    山路:Microsoftに更にそっから流してるみたいなことは……。

    小飼:それは流石にない。

    山路:しかしなんか五輪期間中って、こんなネット通販とか更に増えそうな気もするんですけどね。

    小飼:うん、増えるでしょう。

    山路:家で見てて、いろいろ注文したりとかするんじゃないですかっていう。

    小飼:そうドミノ・ピザとか、五輪中に1枚頼んだら、もう1枚無料とかって、絶対やってくるよね。

    山路:やるなあ(笑)。
     UberEatsとかも、なんかすごい人気出そうだしな。これネット通販を控えてくれっていうのは、なんかいくらなんでも無理筋じゃないかというお願いじゃないかと思うんですけどね。こんなの。もう1つポジティブな意見としては、この東京五輪をキッカケに在宅勤務とか、満員電車の解消みたいなことが進むんじゃないか、それを真剣に対策しなきゃいけないと思って、それへの取り組みが進むんじゃないかという意見がありますけど。

    小飼:えーと、誰が取り組むの?

    山路:まあそれは取り組まなきゃいけないのは鉄道会社とかに、他の会社になるわけでしょうけど。

    小飼:いやでも違うよ違うよ。真っ先に知事でしょう。知事何しとんの?
     いや都知事のお蔭であれだよね、なんか重要なアクセス道路の1本が、もう間に合わなくなっちゃってるんだよね。
     僕もポケモンを拾いに時々晴海の方に行きますけど、折角出来上がった橋が全然使われずじまい。
     あれは要は、今の築地市場を片付けないと道を繋げないんですよ。

    山路:ああ。なんとも…。いろいろケツカッチンで詰まってるわけですね。

    小飼:いや詰めたんだよ、今の都知事様は。

    山路:これ、なんかそういわれると、どんどん全く進まないような気がしてきますね。交通渋滞の問題とか、テレワークの問題みたいなものは。

    小飼:でもあの途上国ロシアでもワールドカップ出来たのだし、ちょっと乱暴すぎる言い方かなあ。

    山路:ただそこまで、東京の都心ほど交通は密集はしてないだろうという。

    小飼:いやでも渋滞はモスクワの方がひどいよ。

    山路:もしかしたら、なんとかなるかもしれない?

    小飼:いや別に、なんとかなるというよりも、なるようになる。多分ね、どんなにクソみたいなことが起きても、ボランティアが熱中症で一杯倒れても、失敗だとは絶対に言わねえだろうな。

    山路:ああ言わなさそう。しかし東京五輪って、ボランティアめっちゃ募集してるじゃないですか。
     あれ経済効果云々っていうけど、ちょっと賃金払った方がよっぽど経済効果あるんじゃないですかとかって思ったりしますけど。

    小飼:なんであんなにどケチなの?

    山路:どこに金が行ってるのかっていうのは、非常に気になるところではありますけどね。

    小飼:ホント、気になるね。

    豪雨による被害はどうすれば防げる?

    山路:最近起こった、平成30年7月豪雨、西日本豪雨。

    小飼:気の毒な所っていうのは、地震とかよりも遥かに広範囲なんだよね。広範囲だけれども、地震ほどSpectacularではないんだよね。
     あのね、水害とかっていうのは、ある程度人災というのはあるんですよね。もうこれは地すべり待ったなし!というところにアパート建てちゃったりとか。

    山路:ああいう災害を見るたびに思うんですけれど、明らかに危なさそうな、危険度ハザードマップみたいなものもあるし、地すべりの可能性っていうのは、事前に算出も出来るじゃないですか。

    小飼:実際にハザードマップ通りに水没してるんですよね。

    山路:それっていうのを、事前に警告しろみたいな話もあるんですけど、それ以前にそういう危険性の高いところに、住まないように誘導するっていうことは出来ないものなんですかね?

    小飼:あのね、それをやるためには、日本の普通の人達が持っている土地の利権が強すぎる。
     だからそれがどれくらい強いかっていいますと、杉並区の例でいいますと、首都高4号線、中央道に繋がるやつですね、高井戸ICってあるじゃないですか、その後が中央道になるんですけども、あれって下りの入り口がないんですよ。
     下りというのは、新宿から永福まで行ってそろそろ首都高に乗ろうかといって、高井戸で乗れないんですよね。
     それは何でかっていったら、口を作らせてくれないんですよ。周辺住民の皆さんが。
     そういうのがゴロゴロしてるんですよね。首都高都心環状線がやっと完成したじゃないですか。他の圏央道とかの完成も目処が見えて来たじゃないですか。
     でも工事があんなに難しくなったというのは、結局の所土地収用が難しいから。
     土地収用に関して、行政が及び腰だっていうのもわかるですよ。もう成田の時に散々揉めたから。散々揉めて、当局の方にも犠牲が出てるわけですよ。

     
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