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岡田斗司夫の解決!ズバっと 悩みのるつぼ「社会人との交際反対され」(回答編)
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岡田斗司夫の解決!ズバっと 悩みのるつぼ「社会人との交際反対され」(回答編)

2015-11-08 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/08
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    おはよう! 岡田斗司夫です。

    昨日のメルマガで朝日新聞『悩みのるつぼ』の相談文をお届けしました。
    今日は、いよいよ回答文もお届けします

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    相談 「社会人との交際反対され」

     今回、恋愛の悩みに対して意見をいただきたくメールをおくりました。
     悩みの内容は私の恋愛に対する母と私のことです。
     
     私は20歳の大学生ですが、10歳近く歳の離れた社会人の方とお付き合いしています。
     交際期間は1年ほどで、穏やかな彼とは喧嘩もしますが仲がよく、私が母の他に唯一甘えられる相手で、私を大切に思ってくれています。
     お付き合いは学業やバイト相手の仕事にも支障をきたさず進んでいます。

     しかし、母に社会人の方と付き合っているということを伝えたところ、猛反対をうけました。
     そして、別れなさいという母の意見が聞けないのなら学費も授業料も払わないし、留学もさせないといわれました。

     母の意見としては、
     環境が違う人は付き合うべきではない。
     結婚を考えているのならいいが、もっと他にいるだろう。
     相手が離れなければ別れられなくなるよ。
     という心配などです。

     また、相手の学歴が私よりも下であることもしつこく言ってきます。
     母の言い分もわかりますが、相手のことをよく知らないのに好き勝手に言い、私の今の幸せと気持ちを無視して、学業と恋人を天秤にかけられた状態では冷静な判断ができそうにありません。
     私は間違っているのでしょうか。
     今の気持ちを押し殺してでも別れて母の言う通りにすべきなのでしょうか。
     意見をいただけると幸いです。


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    岡田斗司夫の回答文

     これ、お母さんから出されたクイズです。
     「その人のことをどれぐらい好き?」というのが、実は本当の質問です。
     で、あなたはそのクイズに、自分でも気付かないうちに答えてしまっています。
     
     最初、私もお母さんのクイズに気付きませんでした。
     でも、あなたの悩み方がなんだかヘンテコなのは気になりました。

     好きな人がいる。
     母に反対された。

     この場合、恋する乙女が次に考えるのは「じゃあナイショで付き合おうか?」です。
     
     もちろん、母親との関係は人さまざまです。
     でも、どんな仲のいい親子でも、本気で恋をしてしまったら「隠れて付き合おう」と絶対に考え悩むはず。
     ところが、あなたの相談文にはこの選択肢と悩みが登場しません。
     本来ならまっさきに思いつくはずの「母をだます」がない理由は、私から見ればひとつしか思いつきません。
     あなたは「彼と別れをすでに決意している」のでは?
     
     母からのクイズは「その人のことをどれぐらい好き?」です。
     あなたの回答は「母をだまして付き合うほど好きじゃない」
     でも「母の反対以外に、別れる理由がない」
     ここがあなたの悩みポイントなんです。
     
     母の反対を押し切って、または母にウソをついて隠し通して付き合い続けるほどの価値を、彼には感じていない。
     でも母の言うなりに別れるのは、なにか納得できないし、彼にもうしわけない。
     どっちもめんどくさく、もうどうでもよくなってしまった。
     だからこそ「今の気持ちを押し殺してでも別れて母の言う通りにすべきなのでしょうか」という言葉が、相談の末尾に登場するわけですね。
     
     いかがですか?
     ここまで読んで、「それは違う! 私は彼のことを愛している!」と頭に来たのなら謝ります。
     その場合は「母親に隠れて彼と付き合い続ける」ことを選んだら良いでしょう。
     
     自分が本当に大事に思う人を手に入れるために出来うる限り努力することは、人として何も間違っていません。
     その努力には「親にウソを付くこと」も含まれます。
     でも「そうかもしれない」と思ったのならば、いま一度、心をまっさらにして「このめんどくさい恋を続けたいか?」を考えましょう。
     
     これこそ、あなたの求める「冷静な判断」です。
     
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