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高山明「演劇を拡張する #1——いま、高山明が語る演劇原論」【2014/05/07 収録】

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動画パックの説明 演劇=舞台、この図式から自由になったとき、演劇にはいろんな可能性がでてくる。
演出家高山明は、建物としての劇場も、客席と段差や境界線で仕切られた舞台も用いない。高山の演劇では、観客は、あるツアーコースに仕組まれた「できごと」の場を地図を片手に自らの足で巡ったり、歴史や社会の声に耳を傾け、それにリアクションする何らかの仕組みに巻き込まれたりする。およそ、一般的な演劇とはかけ離れて見える彼の作品は、それでも演劇であり続けている。
演劇は、数千年もの間、国や都市や社会やコミュニティといったものを考える道具であり続けてきた。私たちがその知恵や技術を活かすにはどうすればよいか。
連続講座「演劇を拡張する」(全3回)では、観光ツアーや都市プロジェクトへの応用という観点を軸に、「演劇を考える/演劇で考える」技術を探っていく。
第1回(5/7)は、「いま、高山明が語る演劇原論」。演劇とは何か、演劇を拡張するとはどういうことなのか、どのような方法があり、どんな可能性が開けるのか、高山自身の作品および国内外の演劇史から具体例を挙げつつレクチャーする。
演出家・高山明はいかに演劇と出会い、演劇をはじめるに至ったのか。古代ギリシャから脈々と続く演劇史を彼がいかに捉えているのか。演出家の世紀であった20世紀を終えたいま、21世紀における演劇の可能性をどこに見ているのか。西洋演劇史を踏まえた上で、グローバル社会における日本演劇の力はどこにあるのか。
高山の活動を考える上でも、芸術ジャンルの混交する現代におけるアートの可能性を探る上でも、さらに社会における芸術の役割を問い直す上でも、根源的な問題提起がされるトークとなるだろう。

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