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第55回 「大人の冬休みの日記」なウラガワ【1】
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第55回 「大人の冬休みの日記」なウラガワ【1】

2015-01-05 11:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第55回 「大人の冬休みの日記」なウラガワ【1】​

     

    ◆もくじ◆

    ・「大人の冬休みの日記」なウラガワ【1】

    ・最近の志麻子さん
     
    TV出演情報など
     1/18「オメ★コボシ29」開催
     2/28「オメ☆コボシ 大阪公演」開催
     映画『チャイ・コイ』韓国でも公開
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

     

    ===
    年末年始、TV番組などで岩井さんの姿を観た人も多いのでは。
    例年以上にメディア出演が多かったこの冬、「大人の冬休みの日記」として、そんな日々をつづります。

    『ライオンのごきげんよう』出演や、親友の漫画家・西原理恵子さんほかに、話題の愛人・金ちゃんを引き合わせた宴会のこと、「抱かれたい男」アンケートのこと(岩井さんの「抱かれたい男」は新垣隆さん)、人気AV監督・溜池ゴローさんのイベントのことなど、「大人の冬休み」は盛りだくさん!

     

    バックナンバーはこちらから↓
    http://chokumaga.com/magazine/backnumber/?mid=111
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2013年7月「名器手術のウラガワ
    8月「エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ
    9月「エロとホラーと風俗嬢のウラガワ
    10月「風俗店のパーティーで聞いたウラガワ
    11月「エロ話のつもりが怖い話なウラガワ」 
    12月「風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月「ベトナムはホーチミンでのウラガワ
    2月「ベトナムの愛人のウラガワ
    3月「永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~
    4月「浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ
    5月「韓国の絶倫男とのウラガワ
    6月「ソウルの新愛人のウラガワ
    7月「風俗嬢の順位競争のウラガワ
    8月「夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ
    9月「「大人の夏休みの日記」なウラガワ
    10月「その道のプロな男たちのウラガワ
    11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ
    12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ

    ====

     子どもの頃、夏休みは永遠に続くんじゃないかというめくるめく期待と、でも八月が終われば新学期なんだ、まだ宿題全然できてない、という悲しみに満ち満ちていた。
     絵日記には本当のことも描いたけど、作り話を盛ったりもしていた。

     だけど冬休みって、夏休みほどの強い印象がない。クリスマスにお正月にと、夏休みよりイベントはたくさんあったはずなのに。

     十三年前ベトナムに愛人ができて、常夏の休暇を確保した。大人の夏休みがいつまでも色あせないので、冬休みはますます遠ざかっていくのだろうか。
     ふとそんなふうに思ってしまった、この冬。いやいや、充分に冬休みの絵日記も書けそうなあれこれはある。大人だから、休んで遊んでばかりはいられないんだけどな。

                        ※

    《十二月○日》 フジテレビの人気長寿番組『ライオンのごきげんよう』収録。
     放映されるのは私の誕生日ということで、マスコットの古参ゆるキャラ?ライオンさんに花束をいただく。ついに五十歳。半世紀だよ。江戸時代なら寿命で死んでるっての。

     それにしてもこの番組は、始まりが91年の一月。私は岡山で、娘を生んだばかりだった。息子はまだ、生まれていない。その頃から司会を続けておられる小堺一機さんを目の前にして、ふとあの頃を想う。
     テレビで見ていた人達と、一緒の画面に映る日が来るなんて想像もしなかった。そして娘も息子も成人して、私の元を離れていくとも思わなかった。

     そんな小堺さんに、私が先週出演した他局の番組を見たといわれる。
    「笑っちゃったよ~、あの話は本当なの」
     と、小堺さんに私の物真似をしていただく。カメラの前ではなく、スタジオの隅で。
     私はテレビに出始めてから、街なかで見知らぬ人に声をかけられるようになった。それはうれしいながらも、
    「あ、私は本当に見知らぬ人にも見られているんだ」
     と、いつも少し戸惑ってしまうが。私よりはるかに有名な人に「見てますよ」といわれたとき、かなり途方に暮れる。
    「あ~私って本当に岡山を出て、本当に遠くまで来てしまったんだな」

     《十二月五日》 韓国ソウルから、ほとんど公式の愛人になっている金ちゃん(微妙に仮名)が四か月ぶりに東京にやってきた。何でって、私の誕生日だから。

     韓国人は、日本人よりずっと記念日を大事にするというか、こだわる。恋人同士は互いの誕生日やクリスマスなんてのは当然として、初めて会った日だの初めてナニをした日だの、いちいち覚えてなきゃならないらしいし。

     日本だと二月のバレンタインとそのお返しの三月のホワイトデーしかないけど、韓国はさらに四月のブラックデーだの五月のイエローデーだの、とにかく毎月何かあるらしい。 菓子屋の陰謀とわかっていても、乗らずにはいられないんだよな。

     浮気がばれてすったもんだあって、離婚を突きつけたら私からも浮気相手からも逃げ出して行方不明となり、私からも浮気相手からも愛想をつかされた、それでも夫のジョンウォン。もう一年以上も音信不通で、だから私の誕生日にも電話の一本もなし。

     つまり、ジョンウォンは夫であることを放棄し、金ちゃんは「俺は本気だからな!」という立場と真情を表明してくれたわけであるよ。

     金ちゃんに興味津々で、漫画に描きたくてうずうずしている親友の人気漫画家、西原理恵子がさっそく飛んできた。

     
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