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  • 第114回 大人だからわかる怖い話のウラガワ(3)

    2016-08-27 18:303時間前
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    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第114回 大人だからわかる怖い話のウラガワ(3)


    ◆もくじ◆

    ・大人だからわかる怖い話のウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中 
     「岩井志麻子の千夜玩具物語」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    「大人のほうが子どもよりその怖さを感じる話」をお届けしている今月。

    変な中年男に車に連れ込まれて被害に遭ったという女性。彼女がその相手の男性よりも憎いというのは……。
    岩井さんがバブル期に付き合いのあった可南子(仮名)は、出会ったときからタレント志望で……。

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ​
    12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ
    2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ
    2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ
    3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ
    4月「春の喜怒哀楽のウラガワ
    5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ

    6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ
    7月「異国の夏休みのウラガワ
    8月「そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ
    9月「秋風に謎めく過去のウラガワ
    10月「人生の秋を生きる女達のウラガワ
    11月「「結婚」に振り回される女達のウラガワ
    12月「出版業界の仕打ちのウラガワ」ほか
    2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ
    2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ
    3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ
    4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ
    5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ
    6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ
    7月「大人の夏の観察日記のウラガワ

    ※上記以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ====

     我が国は扇風機もないテレビもない時代から、夏には怪談をするものと決まっていた。

     エアコンとパソコンのある部屋で快適に怪談をいろいろ検索できるようになっても、やっぱり夏は泥臭い古典的怪談で納涼だ。やらなきゃ、夏が終わらない気もする。

     だから子どもの頃から、怖い話好きの私は夏が楽しみでならなかった。ついにホラー作家になってしまい、ゆえに年がら年中怖い話を書いてはいるのだが、やっぱり夏になると私の季節が来たーっ、と特別な気分になる。

     自分が書くのもいいけど、読みたい見たいと読者や視聴者にもなりたいのだ。

     子どもの頃の夏休み気分が続いているような私だが、しかしプロになったからというだけでなく、怖いと感じる怪談があの頃とはちょっと違っているのも気づいている。

     だから今月は、子どもより大人が怖いと感じる話を書いてみた。

                        ※

     うちの娘くらいの彼女は子どものとき、変な中年男に無理やり車に連れこまれたことがあると話してくれた。

     信号待ちで止まったとき助手席から必死に窓を叩いて通行人に助けを求め、気づいた人によって通報された。何人もの警官が駆けつけ、かなり一帯は騒ぎになった。

     強姦やそれに近い行為は免れたが、下半身を脱がされてさわられた。女には、それだけでも強姦同然だ。一生の心的外傷になるだろう。

     そのときの彼女は気づかなかったが、助けを求める彼女を見ていた人達の中に、近所の大学生がいた。ただ家が近いだけで、歳も違うし親同士の付き合いもなく、顔を見ればあの人だとわかるくらいの関係だった。

     
  • 第113回 大人だからわかる怖い話のウラガワ(2)

    2016-08-15 11:001
    190pt

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    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第113回 大人だからわかる怖い話のウラガワ(2)


    ◆もくじ◆

    ・大人だからわかる怖い話のウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中 
     8/18(木)及川眠子さん『破婚』イベントにゲスト出演
     8/21(日)ふかわりょうさんプロデュース「ロケフェス」に出演
     8/26(金)「韓流アフタヌーン ~岩井志麻子のイイオトコ図鑑~」開催
     「岩井志麻子の千夜玩具物語」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    大人になったからこそ、そのディテールがわかる「怖い話」。
    今月は「大人だからわかる怖い話」のエピソードをお届け。

    今号は「おしぼり」怪談! 「おしぼり」と言えば、大人ならではのエッチなお店で使われるアイテム。
    「おしぼり」がキーワードとなる怖い話を、複数から聞いた岩井さんだったが……。

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ​
    12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ
    2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ
    2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ
    3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ
    4月「春の喜怒哀楽のウラガワ
    5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ

    6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ
    7月「異国の夏休みのウラガワ
    8月「そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ
    9月「秋風に謎めく過去のウラガワ
    10月「人生の秋を生きる女達のウラガワ
    11月「「結婚」に振り回される女達のウラガワ
    12月「出版業界の仕打ちのウラガワ」ほか
    2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ
    2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ
    3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ
    4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ
    5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ
    6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ
    7月「大人の夏の観察日記のウラガワ

    ※上記以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ====

     夏といえば怪談。かなり昔から、我が国ではそうなっている。ぞーっと鳥肌を立てて寒気をもよおし、少しでも涼しくなるため。と、いわれているが。

     エアコン完備となっても、冷たい飲み物食べ物が存分に味わえるようになっても。書店やビデオ店やネットで、いつでも怖い話を見られる読めるようになっても。
     やっぱり今も、夏は怪談で涼しくならなくっちゃ、となってしまう。

     私は子どもの頃の「怖い話がいっぱい聞ける夏」の楽しさが、今も続いている。とはいうものの、あの頃と今とでは、「怖い話」の意味と質がやや変化してきている。

     子どもの頃は気づかなかったところ、幼かったときは怖くなかった部分、それらが今はなんともいえない恐怖のツボとなっている。

     そんな今月は、「大人だからわかる怖い話」を書いてみたい。

                        ※ 

     何年か前、風俗店経営の男性に聞いたこの話は、なかなか子ども達にはしてやれない。しても、ピンとこないみたいだ。当たり前だが。

     しかし大人、特に男に話すと、本気で怖がるというより嫌がる。

     ……ある風俗店で雇ったボーイが店の嬢とデキてしまい、しかし幸せな経過と結末はなかった。ボーイが暴行し、嬢を殺してしまった。

     身元をわからなくするため死体を全裸にし、店で使うおしぼりを入れておく大きな袋に詰め込んで、海に遺棄した。

     ところがその袋に、おしぼり会社の名前が大きく書いてあった。そこから足がついて捕まるのだが、ボーイは死体を遺棄した直後に店を無断で辞めて逃亡していた。その間、ソープランドのボーイになっていた。

    「なぜそいつが、ソープに勤めたかわかりますか」
     私にこの話をしてくれた店の経営者は、そういってニヤリと笑った。

     
  • 第112回 大人だからわかる怖い話のウラガワ(1)

    2016-08-07 20:30
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    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第112回 大人だからわかる怖い話のウラガワ(1)


    ◆もくじ◆

    ・大人だからわかる怖い話のウラガワ(1)

    ・最近の志麻子さん
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中 
     8/18(木)及川眠子さん『破婚』イベントにゲスト出演
     8/21(日)ふかわりょうさんプロデュース「ロケフェス」に出演
     8/26(金)「韓流アフタヌーン ~岩井志麻子のイイオトコ図鑑~」開催
     「岩井志麻子の千夜玩具物語」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    大人になったからこそ、そのディテールがわかる「怖い話」。
    今月は「大人だからわかる怖い話」のエピソードをお届け。

    岩井さんがある編集者から聞いた話。
    隣の部屋の人が楽器を始め、音に悩まされるようになった。ところがある日、逆に彼が管理人から注意されることに。それには「あの声」が響いているという内容も含んでいて!?


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    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ​
    12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ
    2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ
    2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ
    3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ
    4月「春の喜怒哀楽のウラガワ
    5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ

    6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ
    7月「異国の夏休みのウラガワ
    8月「そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ
    9月「秋風に謎めく過去のウラガワ
    10月「人生の秋を生きる女達のウラガワ
    11月「「結婚」に振り回される女達のウラガワ
    12月「出版業界の仕打ちのウラガワ」ほか
    2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ
    2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ
    3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ
    4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ
    5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ
    6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ
    7月「大人の夏の観察日記のウラガワ

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    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

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     子どもの頃の夏の楽しみの一つに、大好きな「怖い話」をテレビや漫画雑誌などでたくさん見られる、というのがあった。

     夏は怪談の季節。テレビでも漫画でも特集を組んでくれ、子ども会や親戚のおうちでのお泊まりなどでも、ちょっとした百物語めいた場ができた。

     もちろん大人になった今だって怖い話は大好きで、ついに職業にしてしまったほどだ。今は怖い話は四季を問わず読めるし、存分に見られるのだけれど。

     もう夏休みは関係ないのに、今もこの季節は夏休みの子ども気分になってしまう。

     考えてみれば子どもの頃と大人になった今では、「怖い話」は変わりなく好きでも、その怖さのポイントみたいなのがちょっと変化していたりする。

     そんな訳で今月は、「大人の怖い話」を書いてみたい。

                        ※

     私と同世代だが今も独身の編集者の彼が語った話を聞いて、何の関係もないけれど思い出したことがあった。子どもの頃、たまに泊まりがけで行った母の実家だ。

     ある部屋の天井の染みが、単なる染みでしかなかったから夜寝ているとき見上げてもなんとも思わなかったのに。あるとき隣に寝ていた妹が唐突に、
    「あれって、お坊さんの顔に見える」
     などといい出したときから、怖くて夜はその部分を見られなくなったのだ。

     今まではただの染みだったのに、お坊さんの顔にしか見えなくなった。別の部屋に寝るようにして、やり過ごした。

     後に母の実家は大きく建て替えられ、長らく行ってないので天井がどうなっているかわからないが、改装のときに天井板も取り換えられ、あのお坊さんはもういないだろう。

     そう、染みはなくなっている、ではなく、お坊さんはいなくなっている、というふうに思えるのだ。

     さて。その編集者の彼によると、隣の部屋の人が楽器を始めた。最初のうちはものすごく下手というか下手以前の問題として、ちゃんと音も出せないし、まったくメロディにもなっていなかった。

     だから彼はうるさいなぁと思いながらも、
    「まだ、がまんできたんです」
     という。ただの雑音、騒音でしかなく、窓の下を走る車の音や近くの工事現場の音と同じで、生活音の一種だったのだ。

     ところが次第にお隣さんは上達してきて、有名な曲などをたどたどしいながらも「あの
    曲だ」とわかるレベルで弾けるようになってきた。

     となると彼は、うるさくて耳障りで耐えられない不快感にさいなまれるようになった。