【大川竜弥「いい事ばかりはありゃしない」】 第4回前編／シマヅ

なんでも書いちゃっていいですよ

大川　今日は僕がご馳走するので、なんでも注文してください！　今まで対談した方はオフィスやギャラリーで収録をしたのですが、酒豪のシマヅさんのために居酒屋を予約しました。

シマヅ　ありがとうございます。早速ですけど、ビールを頼んでもいいですか？

大川　どうぞどうぞ。

シマヅ　それで今日はなんの話をするんですか？　なんで私が呼ばれたのかよくわかってなくて。

大川　話題のツイドル（ツイッターアイドル）として有名なシマヅさんに話を聞いてみたくて、対談の依頼をしました。

Magalry（マガリー）の連載や電子書籍でエッセイ集の発行が決まったり、最近ライターというか物書きの活動が増えてますよね。

僕が連載を持っている高円寺 Concentというサイトでも、酔っぱらいながら面白い記事を書いてましたし。

シマヅ　あの日は結構飲みましたね〜。

大川　今日は大丈夫ですか？　一応ちゃんとした対談なので、あんまり飲みすぎないようにしてくださいね。

シマヅ　家で麦茶と間違えてウイスキーを飲んだので、ちょっと酔ってるかもしれません……。

大川　麦茶とウイスキーなんて間違えないですよね……。

シマヅ　うふふ。

大川　（この人、大丈夫かな……）。

いきなりですけど、シマヅさんって何者なんですか？　ツイッターのプロフィールには武蔵野美術大学卒で、現代アートに関わる仕事をしていると書いてありますけど、最近はライターの仕事もしていますし。

シマヅ　普通にアート、美術関係の会社で仕事をしています。あとはツイッターですね。

会社の中でも私はツイッターの人みたいになってて、アカウントもバレてるんですよ。

大川　フォロワーが１万４千人もいますし、顔を出しているし、バレますよね。

シマヅ　オーナーと社長がいて、オーナーに声をかけていただいて会社に入ったんですけど、私社長と仲悪いんですね。

社長が私のツイッターを監視してるから、この前、社長の悪口を書いたらすごい険悪なムードになりました。

大川　それ面白いですけど、記事に書けないですよね（笑）。

シマヅ　なんでも書いちゃっていいですよ。

大川　僕がシマヅさんを知ったのはツイッターではなく、普通にカフェやイベントで知り合ったんですよね。

最初は昼間からお酒を飲んでいて酒癖が悪い印象しかなかったんですけど、後からツイッターのアカウントを探したらフォロワーが多いし、ツイートが面白いし、この人は只者じゃないと興味を持って。

シマヅ　酒癖が悪いは余計じゃないですか（笑）。