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「海」【梅津瑞樹】
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「海」【梅津瑞樹】

2020-05-17 17:30
  • 17
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もうかれこれ一日半何も口にしていない。
というのも、戒律によって無謀な断食を強いられていた訳では決してなく、ただただ部屋の中で眠りもせず深く沈潜していたが故に食べるのを忘れていたのだが、しかしこうして文字に起こしてみると、だらしのない生活パターンが透けて見える一方、思考という霞を食して生きているかのようにも見え、いよいよ自分も仙人めいてきたなとほくそ笑んでいたら、腹がぐうと鳴った。

さて、寝食を忘れ物思いに耽るまでにその心惹かれるものとは一体何か。読者諸氏におかれても気になるところであるとするがよろしいか。

昨日、用事ついでに隅田川沿いを通った時のこと。折しも雨が降り、傘の弾く雨粒の音を聞きながら寂しげな川沿いをぼんやり歩いた。
暫くして、男とすれ違った。傘の隙間から見えたその男の胸から下は、どうやらこの雨の中、傘もささずに歩いてきたようで、ずぶ濡れであった。振り返るも、彼がどんなドラマ
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他7件のコメントを表示

途中にコメントを送信しちゃって申し訳ございませんでした!削除されないようですが…!土下座…
梅津さんのイヤリングが青色で透明感もあって、海の色らしくて、形も水滴みたいですね!
そういえば、舞台27 7order のバックステージツアーの時、梅津さんも特別なイヤリングをつけていたようです。勝手な推測ですが、梅津さんの日常生活の中でイヤリングが重要な役割を担うらしいです!
本日のイヤリングもとても綺麗です!梅津さんの優しい笑顔とすごく似合うです!

次の更新もお待ちしております!

No.8 49ヶ月前

梅津さん、毎週ご更新いただき、ありがとうございます。タイトルのイラストも、大変楽しみにしておりました。

実際に見かけた人に目が止まったり、気持ちが留まると、その人の1フレームの中、自身がその堤防にいて、同じように雨の中に立ち、海を見つめるというような、その中に吸い寄せられてしまうような感覚があります。今回読ませていただいた中でもそのような感覚に陥り、今、海を思っております。海を眺めることを好きな気持ちの中に同時にある、自身が流れ込んで行ってしまいそうな、少しの不安のようなものを思います。

たくさん考えてお腹が鳴ったら、お好きなくらいだけ、お好きなものを召し上がってくださいね。いつも、素敵な時間をありがとうございます。
水底の夢が梅津さんのお心にとって、安らげる夢でありますように。

No.9 49ヶ月前

梅津さん、こんにちは。
パッと見シュールな絵が私の視界に入ってきた為思わず笑ってしまったのですが、文章を読み終った後に再び冒頭の絵を見ると『なんて優しい絵なんだろう』と自身の知見を改めました。
海の文字に描かれた瞳は、かつての梅津さんご自身なのか、それとも雨の中立ち続けた男性なのか…。
綴られた言葉と象徴的な絵に、鬱蒼とした物憂げな情緒のなかにある優しさと力強さを垣間見えたような気がします。
久々に感性が揺れました。ありがとうございます!

あと、ご飯はしっかり食べて、出来れば体内時計のケアもされてくださいね。
身体が資本ですよ!

No.10 49ヶ月前

大海原の真ん中に建てられた高層病院。
その最上階へと連れられ今日からこの場所で暮らすのかと一抹の不安があった。

部屋の壁が全面窓になっているため眺めはとても良いが、地震が来たらどうしようとか、ちょっと下を見るだけでこのまま吸い込まれてしまいそうな心地がする。

私は高所恐怖症なのだ。

夫が選んだのか、それとも私が希望したのかは分からないがとても広い個室だ。値も凄く張るだろう。

それに病院で過ごすといっても身重の私に何が出来るのか分からない。
今の私にとって有意義な過ごし方は専ら某文庫を読み漁るくらい…。
しかし彼処には最新の詩集なんかは置いていないわけで…仕方ない、夫が来てくれる時にでも頼もうか。

この部屋まで連れて来てくれた看護師も退出し、現在ここには私とお腹の中にいる子供だけ。
まだ触れることも話すことも出来ない命と二人きりなのは少し心細い。
勿論、母として何があってもこの子を守るという硬い決意はある…が、夫と共に過ごせないのはやはり寂しくて堪らなかった。

今日の海はとても穏やかで此処から地平線だって望める。
そうか、私は母になったのか。
ぼんやりと夫の顔が浮かんだ。金色の髪をしている。
まさか私があの人と結婚することになるなんて、いったい何があったのか。

私には何も分からなかった。
ただ夫は漁師であること、私は妊婦で今日からこの海の上の病院で暮らすということ。

何も分からないが不思議と嫌な気持ちはなく、ただ海を見ていると夫の働いている姿が見えるかもしれないと無性に嬉しくなって、胎児を腹越しに一撫でする。
私はこの瞬間、世界で一番幸せだと思った。

幸福と深い安堵の狭間で揺蕩っていた私はいつもと変わらぬ自室の天井と目があった。
どうやら全て夢だったらしい。

No.11 49ヶ月前

す、すみません。
ものすごい神妙に読んでたんですが、ジュディ・オングで爆笑してしまいましたwww
まさかその曲をご存じだとは…。
高校の頃、友達とカラオケでよく歌って盛り上がってました。
(本当に申し訳ないのですが、ジュディのアクが強すぎてもう他が入って来ない笑)
ジュディ優勝です!

ご飯はちゃんと食べて下さいね~!

No.12 49ヶ月前

梅津くん、こんばんは。
先日の生放送に引き続き、ブロマガの更新もありがとうございます╰(*´︶`*)╯
海はずっと眺めていられますよね。寄せては返していく波や水面に煌めく光、黄昏時の色彩の美しさ…梅津くんのブロマガを読み、そんな情景が思い浮かべられました☺️

休みの日などつい食べるのを忘れてしまうことなどありますが、なるべく思い出して食べてくださいね!

No.13 49ヶ月前

梅津さんこんばんは!ブロマガの更新ありがとうございます。
思考の深海から繋がっていった過去の海のお話は、男性の静かな狂気まで感じられ
思わず読み入ってしまいました。最近は明るく澄んだ海を見ることが多く忘れていましたが、
底の濁った、波に惹き寄せられてそのまま連れていかれそうな得体のしれなさが潜んだ
海も思い出し背筋が冷たく・・梅津さんの綴る言葉はいつも思考のきっかけを
与えて下さるので、やっぱり大好きです(*^^*)

同じ夢を何度も見ると意味があるのか考えちゃいますよね。
梅津さんにとって良い兆候を示す夢であります様に!

No.14 48ヶ月前

梅津くん、こんにちは!
私は怠惰な生活にも慣れ、日付 曜日の感覚だけではなく、時間の流れすらもよくわからなくなって来ました…。
私は海のある街に住んでいるのですが、やっぱり何かあると海が見たいなぁと思うのはそうゆう事なんでしょうか?
不思議です。梅津くんが毎週のように見る夢も何か意味があるんでしょうね!
興味深い…。




No.15 48ヶ月前

こんばんは!
今更ながらブロマガ読ませて頂きました…!

雨の中海を見つめたたずむ男性、その光景を想像すると不思議で何か少し恐ろしい感じもありますね。何か声をかけてはいけないような雰囲気もあり、まるでドラマのワンシーンのようです。そしてふと思ったのですが、こういう話を聞いて思い浮かべる男性像は必ずイケメンなんですよね。そういう性です。笑

海ってとても神秘的ですよね。
私は海なし県民なので、海にすごく憧れがあります。
海のあるところに出かけた時、一日中眺めてられるなあと思いながら波打ち際にしばらく立っていました。
海を見ているだけで心が落ち着きます。

生命の源である海ですが、綺麗だなと思う反面恐ろしさもあります。
深海恐怖症なんて言葉がありますが、深くて暗い海の中に得体の知れない何かがいるかもとか、どこか違う世界に行ってしまうんじゃないか、とか…怖いですがワクワクする感じもあり、海って面白いなあと改めて思いました。

そして何より海のあるところに住んでいるとおいしい海鮮が食べられるし、海の近くに住みたいですね。
食べるのが大好きなので結局そういうところに着地してしまう私です。笑

次回の放送楽しみにしてますね(〃ω〃)

No.16 48ヶ月前

梅津くんこんにちは。ブロマガの更新嬉しいです。
今回もまるで小説のようで、もっと続きが読みたい!ってなりました。

海って惹かれるものがありますよね。
晴れの日、しけの日、凪の時、色んな表情があるのも魅力です。
海の近くに住んでいたのですね。私は内陸住みで海は滅多に見られないので、日常の風景や思い出に海があるって憧れます。
嫌なことや辛いことがあったら海に行ってボーッとしたりとか、海を見ながら考え事をしたりとかしてみたいです。
ピアスも海の色ですね。素敵です。

そして絵に描かれた海の文字。太陽かな?目かな?
海がこっち見てる気がします笑。

この間の2回目の放送もとても楽しかったです。
配信にブロマガの更新、また心待ちにしています。

No.17 48ヶ月前
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