久瀬視点
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 オレは、電波が切れたスマートフォンをにぎりしめる。
 ――よかった。
 どうやら、ソルたちはホールを特定したようだ。
 ならオレはもう、このホテルに留まっている必要はないだろう。

       ※

 ホテルを出て、オレはまず八千代に電話を入れた。
「あんた、なにしてたんだよ?」
「いろいろと調べものだよ。でも、なにもわからなかった」
「ホールに仲間はいたのか?」
「指示を出した誰かはいたはずだ。でも、たぶんもういない」
「どうして?」
「考えてみれば、近くにいるなら指示書きなんていらない。口で言えばいいだけだ」
 そんなもんか? ちょっと、発想が単純すぎる気もしたが。
「ホールは捕まったみたいだぜ」
「だれが捕まえたんだよ」
「いつもの友達だよ」
 そう告げて、オレの方から電話を切った。
読者の反応

闇の隠居 @yamino_inkyo 2014-08-16 17:11:25
@sol_3d 更新きたー。久瀬くんもうホテルから離れたようで良かった。……いや、捕まえてないよ?w


渋井トトロール @soukuusibui 2014-08-16 17:33:31
現地ソルの方々お疲れさまでした。気を付けてお帰りください  





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なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。
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