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■久瀬太一/12月25日/11時
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■久瀬太一/12月25日/11時

2014-12-25 11:00
    久瀬視点
    banner_space.png クリスマスの朝、枕元に期待する歳でもないけれど、やはり25日の朝は少しだけそわそわする。きっと幼いころの記憶が、心の深いところに残っているからだろう。
     もちろん目を覚ましても、プレゼントボックスはみつからなかった。
     オレは目元をこすって、妙に鮮明な、昨日の夜にみた夢を思い出していた。
     ――お前はさっさと記憶を取り戻すところからだ。
     と、あのきぐるみは言った。
     記憶? オレはなにか忘れているのだろうか?
     考えてもわからないけれど、女の子を助ける話だ、といわれたことが気になっていた。
     どうしたものだろう、と頭をかいていると、スマートフォンが震える。
     ちょうど枕元――昨日、眠る前に置いたままの位置だった。
     まさかこんなものが、クリスマスプレゼントだなんてことはないだろうけれど。
     オレはそのメールを開く。

           ※

     君はあの夏を思い出さなければいけない。
     時間はあまりない。
     てっとりばやいのは、一冊の本をみつけることだ。

    4ac9f694be706e9c4d77cedbb21fbece0e2a1891
           ※

     なにかの書影?
     そのメールの後ろには、ある古本屋の名前が記載されていた。

    読者の反応

    八幡@3D小説 @Yawa_bell
    まさかの本の写真www


    パイロ亭@川越ソル @pyroteeeeeeeee
    確かに書籍を読めば半分くらいは内容理解はできるけどww 


    桃燈 @telnarn
    「あの本」は存在しないはずだ!これはつまり、だれか本屋に届けろってことか!!


    わらびもち@3D小説垢 @namakero_3d
    bellを売る→売った人の手元からbellがなくなる→もう一冊買う→運営が儲かる


    わらびもち@3D小説垢 @namakero_3d
    古本といえばやっぱり神保町ですよね





    ※Twitter上の、文章中に「3D小説」を含むツイートを転載させていただいております。
    お気に召さない場合は「転載元のアカウント」から「3D小説『bell』運営アカウント(  @superoresama )」にコメントをくださいましたら幸いです。早急に対処いたします。
    なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。
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