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――女の子を助けるためだ。
とこいつは言った。
なんてクリティカルなセリフだよ、と思わず笑う。断れるわけがなかった。
オレは千葉を南下する。
とはいえ、千葉のどこだよ。
「おい、久瀬。起きろ」
呼びかけてみるが、答えない。とにかく今は車を走らせるしかない。
と、そのとき。
スマートフォンが震える、低い音が聞こえた。
――なんだ?
オレのじゃない。
気がつかなかったが、助手席で眠っている久瀬は、ずっとスマートフォンを握り締めていたようだ。
なにか手がかりはないか、と、そのスマートフォンを手に取る。
そこには。
求めていた情報が、ストレートに乗っていた。
『メリークリスマス! 面倒見がいい男は恰好いいよ!
目的地は千葉のみなと公園というところみたいです。
そこから、丘の上からみえるバス停? にいってください。
それじゃあがんばって。応援してるよー! 臨時代理人より』
なんだ、これ。と思った。
でもあるいは。
クリスマスに、たったひとつ、ちいさな奇跡が起こったのかもしれない。
オレはアクセルを踏み込む。
秋沙 @Isa_Laurant
電波!!!
アディルカ/アザレア @adluka34
電波あり!そしてリンちゃん他のメールも送れや!!
アディルカ/アザレア @adluka34
って電波なしー!!
少年(臨時代理! リンちゃん) @3d_bell
ごめんね!
きゅうに電波がきたから、あわててて勝手にメール送っちゃいました!
きゅうに電波がきたから、あわててて勝手にメール送っちゃいました!
ゆゆ子。 @yuzuyoriyuyuko
@3d_bell そういうことか、ありがとう。
フミ@ソル(_・ω・)_ダァン!!班 @humi_bell
リンちゃんアイちゃんでしょこれーっ!!
タケヲ @tkyk_enisi
不意打ちだった、、、じんときた
セトミ @setomi_tb
八千代…あとは頼むぞ 久瀬くんを送り届けてくれー!
※Twitter上の、文章中に「3D小説」を含むツイートを転載させていただいております。
お気に召さない場合は「転載元のアカウント」から「3D小説『bell』運営アカウント( @superoresama )」にコメントをくださいましたら幸いです。早急に対処いたします。
なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。