伊福部昭生誕106年記念・関係者へのロングインタビューを続々公開。第1弾「木部与巴仁・文筆家」第2弾「根岸一郎・声楽家」第3弾「小林淳・文筆家」(予定)
巨匠・伊福部昭を語る・伊福部研究者たち
日本が世界に誇る作曲家・伊福部昭(1914-2006)。その音楽にみなぎるエネルギーに心を動かされ、人生を決定づけられたものは少なくない。伊福部昭研究の礎を築いた第一人者にインタビューをして、幼少期から伊福部研究に至るまで、そして伊福部昭との対話や、その仕事、現在に至るまでの伊福部音楽の受容の変化などについて、西耕一が幅広く質問するシリーズ。
その第1回目は、文筆家の木部与巴仁(5月30日放送)。1997年に「伊福部昭 音楽家の誕生」(新潮社刊)を上梓。伊福部研究の幕開けを飾った木部。その生い立ちから、ゴジラの音楽、伊福部昭との出会いとその対話、「伊福部昭 音楽家の誕生」の執筆中のエピソードなどにも質問は及ぶ。
第2弾は声楽家の根岸一郎(5月31日放送)。CD「伊福部昭の団体歌」によって新聞で特集されるなど、大きな注目を浴びた根岸。その生い立ちから音大入学、フランス留学などの経緯、そして、伊福部昭の魅力、作品の演奏・解釈まで話は飛ぶ。
第3弾は、文筆家の小林淳を予定している。伊福部昭に関する著作を世界で最も書いている、と言っても過言ではない。小林が語る伊福部昭についての話はこれから収録予定。
伊福部昭百年紀の委員や、様々な関係者、研究者にインタビューを予定している。
放送予定は、すべてニコニコ動画のスリーシェルズ放送局にて行われる
【前半無料・ロングインタビュー 伊福部昭と私】木部与巴仁(3時間半)
【放送日時】5月30日 17時00分~20時30分
【番組URL】https://live2.nicovideo.jp/watch/lv326143616
文筆家で詩人の木部与巴仁に、伊福部昭に関する著作や活動についてロングインタビュー。 木部与巴仁の幼少期から伊福部研究に至るまでの道のりや伊福部昭との思い出などを訊く。 (訊き手:西耕一)
【前半無料・ロングインタビュー 伊福部昭と私】根岸一郎(3時間)
【放送日時】5月31日 18時00分~21時30分
【番組URL】https://live2.nicovideo.jp/watch/lv326143669
声楽家の根岸一郎に、伊福部昭の団体歌、合唱作品個展、伊福部昭百年紀に関する思い出や その活動についてロングインタビュー。 根岸一郎の幼少期から音大入学、フランス留学までの思い出や、伊福部研究に至るまでの道のりなどを訊く。 (訊き手:西耕一)
いずれも、スリーシェルズ放送局 https://ch.nicovideo.jp/3s-cd への有料会員登録で全編視聴可能となる。
無料放送部分は、タイムシフトにも対応している。
出演者プロフィール
木部与巴仁(きべ・よはに)
1958年生まれ。書くこと、物語ること、演劇・映像表現に携わる。1983年、伊福部昭をめぐるシンポジウム開催を経て、作曲家本人への取材を始める。逝去の翌年2007年より、作曲家・演奏家と共同で”詩と音楽を歌い、奏でる”「トロッタの会」をスタート。詩作・製作・詩唱(朗読)を務める。著書は『伊福部昭 音楽家の誕生』(新潮社) 、『横尾忠則365日の伝説』(新潮社)、『伊福部昭の音楽史』(春秋社)。
根岸一郎(ねぎし・いちろう)
武蔵野音楽大学声楽科、早稲田大学文学部フランス文学専修卒業。パリ第IV大学修士(比較文学)修了。フランス音楽コンクール(大阪)、日仏声楽コンクール(東京)、アンリ・ソーゲ国際コンクールに入賞。カミーユ・モラーヌ、中村浩子、川村英司、村田健司の各氏に師事。演奏活動は幅広く、特に精緻なディクションによってフランス近代歌曲での評価が高く日仏声楽コンクール審査員を務める。ヴォーカル・アンサンブル・カペラ、ムジカ・センペンティス、カペラ・グレゴリアーナなど古楽アンサンブルメンバーとして中世・ルネサンス音楽の分野で多くの演奏、録音に参加。 オペラへの出演も、カヴァッリ「ラ・カリスト」、グルック「思いがけない巡り会い」、ハイドン「騎士オルランド」、トマ「ミニヨン」、マスネ「マノンの肖像」、プッチーニ「トゥーランドット」、ドビュッシー「アッシャー家の崩壊」、セヴラック「風車の心」、石桁眞礼生「河童譚」、三木稔「うたよみざる」、青島広志「火の鳥(ヤマト編)」など、日本初演作を含んで多彩である。伊福部昭氏の作品には深く傾倒し、更科源藏詩の室内楽歌曲を中心に意欲的に演奏を重ねている。日本フォーレ協会、コンセール・C、東京室内歌劇場会員、トロッタの会同人。