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    政・官・財、マスコミ、闇社会と、あらゆる巨悪を追及!

                2018年7月2日号:VOL.10

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 1.「アルデプロ」、代々木問題物件地上げ巡るトラブルで浮上した
   疑惑の数々

 2.スクープ!ポスト加計疑惑「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」(7)
   安倍首相と放火未遂犯が直に関わる証拠2点

 3.今週の相場展望(6月25日~6月29日)&MY注目銘柄

 4.<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(682)
   「五洋インテックス」保有の注目若手仕手筋

 5.「オウケイウェイブ」の松田元取締役に関する不穏な情報

 ■訴訟支援のお願い
  <報告>VS「国際医療福祉大学」+高木邦格理事長との民事訴訟の現状

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★1.「アルデプロ」、代々木問題物件地上げ巡るトラブルで浮上した
   疑惑の数々
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 本紙では今年4月以降、収益ビル・マンションの仕入れ販売を手掛ける「ア
ルデプロ」(8925。東証2部。東京都新宿区。椎塚裕一社長)の具体的案件を
2つ取り上げている。

 1つは、コンプラ上も問題ある東京・銀座の不動産を購入したが一向に売れ
ない件、もう1つは別の銀座のビル買収巡るトラブルで違約金訴訟を起こされ
ている件だ。

 業績悪化、そこから来る焦りもあってのトラブルのようだ。

 さて、今回のトラブルの舞台になっている東京・代々木の地上げ物件とは
「代々木会館」のことを指す。債権が入り乱れ、もうかれこれ30年以降シコっ
ており、“東京の九龍城”なんて呼び名もあるほど。

 しかし代々木駅のすぐ横という都心の超一等地なので、地上げ出来た場合、
その転売益もそれだけ大きい。しかし、こうした問題物件故、地上げは簡単で
はないし、資金が潤沢でないと最後まで仕上げるのははなはだ困難だろう。

 そんななか、アルデプロが地上げに乗り出していた。ただしかなりの問題物
件故、アルデプロの創業者で元社長、そして筆頭株主(35・71%)である秋元
竜弥氏は野口真紀氏に依頼したようだ。

 そう、代々木会館より長くシコり、反社会勢力も跋扈していた、広大なあの
南青山3丁目の地上げをなし遂げた功労者の1人ともいわれ地上げの世界で注
目されている女性だ。秋元氏(アルデプロ)もこの南青山3丁目物件に関わり
野口氏と面識があったというより、かつてパートナーだった。

 ところが、その野口氏が代々木会館を地上げ中、資金難からかアルデプロは
突如、撤収。その間にアルデプロが買い取った所有権分の報酬(3%)が支払
われないとして、野口氏が代表の「REALM INC」(東京都渋谷区)は
昨年12月、3900万円の支払いを求めアルデプロを東京地裁に提訴。現在、
係争中だ。

 ただし、冒頭の銀座ビル買収を巡る民事訴訟の方はアルデプロのIRに出て
いるが、こちらの方は未だIRされていない。

 この差は何のか?

 取材して行くと、なぜこちらはIRしないのがわかるような気がして来た。

 アルデプロは提訴を受け、代々木会館地上げにおける野口氏の関わりは単に
相手とのアポイントなどを取ったに過ぎず、地上げを主導してその方法を発案
したり、アルデプロに助言、相手と交渉して区分所有権の買い取りを実現した
といったことはないので、野口氏側が求める報酬を支払う必要などないと全面
的に争っている。

 だが、まず、この一連の訴訟資料を見るなどすると、すでにアルデプロの言
い分にかなりの無理があると思わないわけにはいかない。

 それどころが、この地上げに登場する複数の会社について調べて行くと、ア
ルデプロ側と組んで野口氏への報酬金支払いを渋っているのではないか、さら
にはもっと重大な秋元氏に関する疑惑まで浮上して来たからだ。