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アクセスジャーナル <メルマガ版>
政・官・財、マスコミ、闇社会と、あらゆる巨悪を追及!
2018年8月27日号:VOL.444
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1.「住友不動産」が、弱視老女に自宅明渡訴訟の不可解
2.今週の相場展望(8月20日~8月24日)&MY注目銘柄
3.<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(689)
「野村證券の『東海カーボン』レポートが問題化?」
4.あの元「猿岩石」相方も関与ーー怪しい仮想通貨
5.当局も関心ーーあの「福島電力」、破産開始決定で
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★1.「住友不動産」が、弱視老女に自宅明渡訴訟の不可解
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昨年10月23日、「住友不動産」(8830。東証1部。東京都新宿区)は、東京
都港区虎ノ門3丁目に住む80歳近い老女Sサンを被告とする自宅明け渡し訴訟
を提起した。
地下鉄・日比谷線「神谷町」駅から数分のこの一帯には複数の寺院があり、
古い住宅がまだ残っている。Sサンの木造2階建ての自宅も、父親が「俊朝
寺」の土地を借り今から61年も前に建てたものだ。
しかしここにも地上げの波が。住友不動産は12棟をまとめ、「虎ノ門3丁目
計画」と名づけ、オフィスビルやマンション建設などを計画しているようだ。
Sサン自身が語る。
「7月には大通りから自宅への入り口に鉄柵が設けられ、街灯もなくなり、目
が悪い私は大通りから自宅への路地の入り口がわからず、通りがかりの人に入
り口を聞く有様です。2年ほど前には隣の家だけ解体され、その振動で自宅が
傾き、ガス漏れが心配なのでお風呂など使用できず、銭湯に通っています。8
月初め、初めて住友不動産の方が突如、2人見られ、『8月8日から建物を解
体するから!』とだけ通告して行きました。
住友不動産は本当に悪い。なぜ、これまで私を一度も訪ねて来なかったんで
しょうか。来れば、私が住んでいることがわかるのに」
冒頭で述べたように、訴訟中だから、さすがにいま現在、住友不動産はSサ
ンの住み続けている自宅を強制的に解体する挙には出ていない。
しかしながら、隣の家だけ先に解体したり、鉄柵を設けるなどの行動はSサ
ンへの嫌がらせとも思える。
何しろ、すでにSサンと同居していた家族はむろん、他の棟の入居者も全員
引き払い、この一帯に住むのはSサンのみなのだ。
これだけ聞けば、Sサンだけがごねて退去を拒否しているように思われるか
も知れない。しかし、この地上げに深く関わっていたその道のプロは住友不動
産に大きな落ち度があると断言する。
もっとも、住友不動産の名誉のために、詳細を以下で解説する前に一言断っ
ておくと、むろん、このSサンが今も住み続ける自宅は、登記簿を確認すると、
2016年12月28日、売買により住友不動産に所有権移転している。前の所有
者はSサンのご主人。そして、ご主人にはこの間、それなりの支払いがされて
いる模様だ。
では、何が問題というのか?
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