A、諦めましょう。

「趣味の範囲」で創作を楽しんでください。

あなたが同世代のアニメーターの原画、作画監督クラスに上手かったらなれます。

しかし現実的にはほぼ不可能な話ですよね。

アニメ業界は完全実力主義ですので「使える原稿」さえ提出できれば年齢、キャリア、学歴一切不問です。

現に某漫画家さんは途中からアニメ監督になりましたがたしかその方の初作品は30歳前後だったようです。

しかしそんな飛び抜けた才能のある人は例外に現実的に20代後半から業界に入ろうとするとそもそも綺麗な線を引くという段階で挫折してしまうでしょう。

同じ姿勢で長時間描き、全く同じ場所に綺麗な線を引くのはやってみればわかりますがとても疲れるし、難しいです。

自分が審査する側に立って考えれば同じ実力なら若い子を取りますよね。

若い子の方が順応性伸びしろがあると判断されることが多いです。

ですのでおしなべて年齢が上がれば上がるほどハードルが上がると思ってください。

また考え方として20代後半までアニメーターにならずに済んだ人生を送れたことをむしろ誇りに思ってください。

アニメーターになる人は遅くとも24、25歳にはなっていてその多くは「絵しか描けない」人がなってます。

あなたが今当たり前にしている一般職やアルバイトさえも出来ないから若くしてなっているともいえます。

ですので今の歳までならずに済んだことを幸いに思い、ぜひ「趣味の範囲」で創作を楽しんでください。

今日はネットも同人誌即売会もあるし、発表の場に事欠きません。

絵を職業にしたからと言って必ずしもみんな幸せではありません。

10歳以上も年下の子にクソミソに言われることだってある勝ち負けのハッキリした残酷な世界です。

・・・という厳しいブログの内容にメゲるようでしたら本当に辞めましょう。

こういう質問をする方の多くは「いつかやるやる病」です。

いつか練習するために高い参考書を買って、アニメ私塾の動画見て、上手い人のピクシブやTwitterを眺めてと現実に描いてる時間よりそういった情報の中で回遊している時間が多いはずです。

そういう人は趣味でアニメーターに憧れる時間を楽しんでいるだけで自分の絵と全く向い会ってません。

本当に諦めきれない人は半年死ぬ気で描いてみてください。1日8時間以上。

そしてアニメ会社に持って行ってください。

それでダメだったら本当に諦めましょう。

ちゃんと練習すればアニメーターは半年でなれます。

そういう人も見てます。

「いつかやるやる病」を治すのは今から描くことです。