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過去に紹介し、古くなった情報をアップデートする「Re:ゆっくりで語る珍兵器」
第3回はツァーリ・タンクことレベデンコ戦車についてアップデートしていく。
この三輪にしたペニー・ファージング自転車の怪物のような車両は、その巨大さと外見の特異さ故に知名度こそ高いものの、詳細な実態について語られることは意外にも少なく感じられる。
なお特異な外見とは言うものの、巨大な車輪を持つ所謂「ビッグホイール・タンク」のアイデアは各国に存在した。
もっとも、このサイズの車両を試作して試験までこぎ着けた例は他にないだろう。
開発者のニコライ・レベデンコは、ロシア陸軍省向けに大砲の設計を行う民間企業に勤務していたエンジニアだ。
彼は第一次世界大戦前から戦中にかけて、砲兵向け装備のみならずイリヤ・ムーロメツ爆撃機の爆弾投下機構の設計もしていた。
その関係で縁があったのか、「ロシア航空の父」とも称されるニコライ・エゴ
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