馬産地もオフシーズン。育成場の方は馴致やらで忙しい時期ですが、生産者は今が一番暇な時期。というわけで、この時期は、講習会が増えます。先日参加した講習会は海外から獣医さんを呼んできて、「レントゲンの読影」について講演してくれました。

内容は、

専門的でよくわからない。というのが本音です。

その獣医さんも仰っていましたが、「明確な◎、×の基準はない」と仰っていて、状況によるものと各々の判断で誤差があるということ。ただ、今回の先生は、良くも悪くも、かなりニュートラルに物事をとらえてくれているなと感じました。というのも、この業界は、「いいから、大丈夫だ」「おれがいうんだから、いいんだよ」位の判断が、心強いといいますか、先の事なんかわかんないですもん。チョコレート箱の中身は開けてみるまで、何が入っているかわからないってフォレストガンプでも言ってましたから。だから、「大丈夫」という言葉が頼りになるんです。結果大丈夫じゃなかったとしても、ごめんなさい、でいいんです()。

さて、レントゲンについて、会場から質問がありました。

「AIによる読影技術はすすんでいるのか?」

先生「試験的に始まっている。私の仕事がなくなる」

の、ようです。パフォーマンスに影響があるかどうかまではできるか不明ですが、所見の羅列くらいならすぐできそうですね。ただ、骨の透けている部分がシストなのかなんなのか、確定診断できるのか難しそう。いざ、手術となって、開けてみたら、「シストじゃありませんでした」で、責任取ってAIを破壊できるのかどうか。

まあしかし、日進月歩。どんどんAIに仕事を奪われるなあ。そのうち、AIが経営する牧場に、人が汗水垂らして働いてそう。

おわり