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「男女素敵化大会議！！」宮台真司による反省文掲載！
2014-01-03 21:31
あけましておめでとうございます！ 宮台チャンネル中の人です。昨年は『愛のキャラバン』〜『「絶望の時代」の希望の恋愛学』、そしてイベント「男女素敵化大会議！！」と続く一連のプロジェクトをご覧いただきありがとうございました。
さて、年末の「男女素敵化大会議！！」が宮台チャンネル第一回の放送でした。
（「男女素敵化大会議！！」当日の登壇者のみなさん）
（当日は180人来場の超満員！ 大変な熱気に包まれていました（※男子多め））
途中で一部通信トラブルを起こしてしまい、ニコ生をご視聴のみなさまには大変ご迷惑をおかけしました。誠に申し訳ございませんでした。
放送中断部分を改めてアーカイブ動画にして無料公開しましたので、ニコ生でご覧になっていた皆様はぜひこちらをご覧ください！
男女素敵化大会議!!【４】「〈内発性〉って結局なんなの？」編（放送事故部分含む）
男女素敵化大会議!!【４】「〈内発性〉って結局なんなの？」編（放送事故部分含む）
また、イベントの全編もアーカイブ動画にしており、宮台チャンネル動画でいつでもご覧いただけるようになりました。ただし注意事項ですが、福永ケージさん撮影イベントで一般人の方が登壇している部分（【５】【６】）のみ有料になっています。【１】〜【４】、【７】は無料で公開しています。
（壇上でナンパカメラマンを実演された福永ケージさん）
生放送チケットをご購入の方はこちらのアーカイブ動画を見るには新たに購入する必要があります。明後日（１／５）まではタイムシフトでご覧いただけますので、すでに生放送チケットをご購入されている方は、アーカイブ動画ではなくタイムシフトをご覧ください。
さて、事務的なお話はこれぐらいにしますね（＾－＾）
ここからは、宮台チャンネルブロマガ第一回として、いきなりですが、宮台真司本人による年末イベントの振り返りを掲載します！！
それでは、宮台先生の登場です！！！！
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宮台です。みなさん、あけましておめでとうございます。
昨年末はイベント「男女素敵化大会議！！」に、現場・ニコ生を含めたくさんの人に足を運んでいただきました。ありがとうございました。年末イベントを振り返って気づいたことを申します。
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【観客の反応】
男女ともに、「〈厳しい否定的なメッセージ〉と〈眩暈の快楽を感じる変性意識状態〉との往復が初めての体験で、一生に残る記憶になった」という趣旨の感想が極めて目立ちました。
僕の所に寄せられた反応で複数あったものです。
１）シンジさんの良き方向への変貌に驚愕した。
２）ケージさんの撮影イベントが印象的だった。
３）性愛を超えた良き生活への示唆が良かった。
１）について。
「ナンパよりも恋愛が良い」というイベントのメッセージをシンジさんが体現していてgood。これは３名の女性からいただいたメッセージです（やはり女性は敏感）。
２）について。
男性２名は「欲情した」、女性２名は「嫉妬した」という反応でした。うち１名の女性は「女なら全員撮影されたいはずだから、あの状況に嫉妬したはずだ」と。
３）について。
自分が向かうべき方向性を示してもらえて良かったという趣旨の反応でした。男性客が大半でしたが、僕に反応を寄せてくれた男性たちの反応はナチュラルなものでした
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【宮台の機能】
高石さんブログにもあったように、今回は分業的・役割分担的な方向が強かったです。とくに、宮台と高石さんの分業が、良い意味でくっきりしていたことを、感じました。
僕が「内容の面」を分担し、高石さんが「構えの面」を分担しておられました。一つの同一イベントで［内容の面／構えの面］の双方を発信するケースは、稀でしょう。
その意味で貴重な実験になりました。同時に今後のワークショップでは上記両面を意識した構成を考えた方が良いと感じました。僕が分担した「内容の面」は、観客の反応を見ると、２側面あったことが確認できます。第一は、社会次元ないし社会観で、第二は、実存次元ないし人生観です。
今後は「内容の面」を［社会次元／実存次元］に整理して語ると良いだろうと感じました。このことは、大阪イベント（後述）で意識してみたいと思いました。
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【高石さんの機能】
高石さんが分担した「構えの面」についてです。一昨年７月の第1回イベント（『愛キャラ』収録）では「人に与える印象」を主題化していました。
今回の第3回イベントでは「指南や体験から学ぶ力」を主題化したおられたと感じました。つまり、第1回=構えの対他的機能、第3回=構えの対自的機能を、重点化しておられました
このことは、大阪イベント（後述）で各々を個別焦点化できる可能性を示唆するでしょう。そのようにすることでイベント内での高石さんの機能をずっと高められるだろうと思います。
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【ケージさんの機能】
ケージさんが分担した「撮影イベント」です。高石さんが仰ったように、全体内での位置づけが曖昧でした。
全体内の位置づけを決めておいても撮影イベントが強力すぎて吹き飛んだかもしれません。一方でこのイベントが大変示唆的だったことも確かです。むしろ今回は実験だと考え、そこから僕たち登壇者自身が、機能的焦点を見出すことが重要だと思っています。
女性からの強い好感（前述）が意外でしたが、「撮影されたい願望」の顕在化機能です。男性にとっては、性的興奮機能と、「ナンパされた女性の変性意識状態」の証明機能です。
これら以外にも焦点があるかもしれないので、女性からの感想もお聞きしたいところです。これら諸点を踏まえ「撮影イベント」の位置づけを再定義し、機能的最大化を図ることで、よりイベントの意義が増すのではないかと考えます。
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【女性陣の機能】
これも「撮影イベント」と同じく、全体内での位置づけが曖昧でした。しかし、これも「撮影イベント」などの全体との絡みがあり、事前設計が困難でした。なので、これも実験だと考えて、そこから機能的焦点を見出し、活かすしかないでしょう。
僕が今回、最も反省しているのが、「そもそも論」の不在です。
女にとってそもそも性愛とは何か、ナンパとは何か、風俗とは何か、性的メディアとは何か? その上で、今回のごとき性愛イベントが意味し得るものの範囲は、どこから、どこまでか。
これらをはっきりさせ、イベント毎にどこを焦点化するのかを決めて、進めていかなければならないと思います。次回の大阪イベントなどで優先順位の上位にするべき焦点は、何でしょうか。
僕の考えでは、「昨今の」男性の性愛が、女性に何を与え、何を与えられていないかです。これを女性陣の口から語っていただくことが、イベントの趣旨上、最も有効だと感じます。
次に、それを踏まえ「風俗に登場する男」と「登場しない男」の差異を語って貰うべきです。更に「風俗に登場しない男」を風俗に連れてくることで何が生じうるのか語って貰います。
最後に、「母が息子をどう子育てすると、性愛的に良いのか」を主題化することで、一連のイベントの射程がより長いものになると考えます。こうした展開を設計すれば、女性陣の果たす機能を最大化できるだろうと想像いたします。
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【次回の大阪イベントについて】
ご存知の方も多いかもしれないのですが、ロフトプラスワン大阪が４月にオープンするそうですね。
そこで、４月から５月にかけて「あいきゃら＆きぼれん」イベントを打ってほしいとの要望をいただいております。高石さん、シンジさんにはすでにお伝えし、了承をいただいております。こちらのプランも進めたいと考えています。
ちなみに大阪イベントで考慮するのが良いと宮台が感じた点を整理して以下に記すと、
１）宮台分担の「内容の面」を「実存次元」と「社会次元」に整理する。
２）高石さん分担の「構えの面」を「対他機能」と「対自機能」に整理する。
３）ケージさん分担スペシャルイベントの機能的意味を、整理した上で提示する。
４）女性陣の機能的最大化を図るべく「そもそも論」を中心的な主題とする。
関西方面の読者のみなさまにお会いできることを楽しみにしております。宮台チャンネルでもニコ生をやるそうですので、全国の方にお見せできると思います。
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と、いうわけで、次回の「愛のキャラバン」はなんと大阪に遠征することになりましたよ……！！ 中の人的にも、良い意味で、一体どこに向かっているのかわからない感じがあります（笑）。詳細が決まりましたら、また告知をしますね！
今回のブロマガ（宮台先生の反省文）の感想や、放送・チャンネルに関するご意見・ご要望等ございましたら、メール（miyadai.ch@gmail.com）までお気軽にお寄せいただければと思います。
それでは皆さま、良いお正月をお過ごしください！！
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