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『カオスだもんね!』深夜のゲーム居酒屋で10年前にハマったあのゲームの思い出話をしよう
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『カオスだもんね!』深夜のゲーム居酒屋で10年前にハマったあのゲームの思い出話をしよう

2013-11-27 15:00
    さて今回のカオスはなにやら新シリーズみたいです。その名も“カオスの部屋”って、思いっきり某対談番組パクリみたいなタイトルですが、まぁ、そこはあえてスルーして先に進みましょう。 20131126saku

    なんでも、スタイリッシュな紳士ふたりがゲストをお招きして、“A話E話”を引き出して盛り上がるトーキング企画みたいです。

    記念すべき第1回目のゲストはバンダイナムコゲームスのゼネラルマネージャーである新藤貴行さん。

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    語らいの場は、秋葉原にあるゲーム居酒屋『GAME BAR A-Button』です。それではさっそくその模様を見ていきましょう!

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    ミズグチ:「新藤さん、今日はお忙しいところ、わざわざどうもありがとうございます、では、ひとまず乾杯から」
    新藤さん:「どうも~」
    アカザー:「うい~ス」
    新藤さん:「それにしても、ミズグチさんとはGNOでうちの開発部に取材に来ていただいて以来ですから、もうホント10年ぶりぐらいですよねぇ」
    ミズグチ:「もう、そんなになりますかぁ」

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    と、ここでスタイリッシュ紳士ミズ&ケンに今回なぜ、新藤さんがゲストなのか解説してもらいましょう。

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    そうなんですよ! 残念ながら『GNO3』が来年1月でサービス終了なんですよ! もう本当に残念で、いまや生活習慣の一部に組み込まれているシャクライとしては、来年から仕事しながらなんのゲームすればいいのか……本当に困ってしまいます!

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    と、ちょっと話がそれましたが、では再び対談の場へ話を戻しましょう。

    ミズグチ:「それにしても当時は、初めてのネトゲだったということもありますが、ハマりましたよ~」
    アカザー:「ホントだよなぁ」
    ミズグチ:「もう、仕事かGNOか、GNOか仕事か、GNOかGNOかってぐらいやってましたから」
    アカザー:「後半はGNOばっかじゃねーかよ! でも、GNOのせいで入稿がマジで遅れそうになったこともあったからなぁ」
    新藤さん:「いやぁ、そこまで楽しんでくれてましたかぁ、本当にありがとうございます」

    そもそも『GNO』とはバンダイが2002年4月1日に発売した、『機動戦士ガンダム』の一年戦争を題材にしたWindows用のネットワーク・ウォー・シミュレーションゲームです。

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    90日間(約3カ月)を1クールとし、プレイヤーは連邦軍、あるいはジオン公国軍の艦長として参戦、小隊を率いて自軍を勝利に導くために戦う、そんなゲームです。

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    当時はミズグチさんがミズトフ、アカザーさんがアッカ・ザウアー、そしてシャクライはサーク・ライトとして参戦。モンキーボーンというチームを結成して、幾度となく一年戦争を戦い抜いたものです。

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    ミズグチ:「たしか“1日10分でも、一年戦争が体験できる”という触れ込みだったと思うんですけど、ほぼ1日中GNOを起ち上げっぱなしで仕事してましたよ」
    アカザー:「任務する以外は放っといても勝手に戦ってくれるから、そんなに画面をジッと見てる必要ないだろ!」
    ミズグチ:「でもそれだけ真剣に向かい合ってたからこそ、あの“バンダイ確率”には納得いかなかったんだよなぁ」
    アカザー:「そうそう、当時はバンダイ確率に疑惑を持って、突撃取材したんだよなぁ」
    新藤さん:「あの確率は、本当に偽りなしの確率なんですから」

    ここで当時GNOを賑わした、“バンダイ確率”について説明しておきますと……

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    確かに当時はシャクライも、「なんで命中率97%で外すの~」と思ったもんですが、新藤さん曰く「人というのは成功したときよりも、失敗したときのほうが遙かに記憶に残りやすいからでは?」ということになったんですよね。

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    とはいえ、やっぱり9割以上の確率で当たるはずのモノが外れたりすると、ガックリ来ますよね。まぁ、100%ではない以上、しょうがないとは思うのですが……。

    さて、当時の懐かしい話で盛り上がってきた3人ですがここで衝撃の展開が。

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    シャクライもこれには驚きました! 訊けば、実はGNOプロジェクトは新藤さんの前に先任者がいたようで、新藤さんはそのあとを引き継ぐ形で開発に携わったとのこと。

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    そして、新藤さんは“ノートPCでもプレイでき、3ヵ月で一年戦争を戦い抜く”という、先任者の考えたコンセプトを守りつつ、さらに様々な新要素を加えて、GNOを完成に導いたのでした。それを聞いたふたりは……

    ミズグチ:「まさかの10年目の真実だよ」
    アカザー:「ホントだよ、オレたちの中ではGNOの生みの親は新藤さんなんスから」

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    ということで、今後もカオスではGNOは新藤さんがプロデュサーとして、開発の中心になって作った。そして、育て上げたということにしておきます。

    って、言ってるそばからさらにぶっちゃける新藤さん。

    新藤さん:「でも、当時はホント大変で、スタッフ総出でなんとか完成間際のところまでこぎ着け、最後に社内の開発部みんなでテストプレイをしたんですが……」
    ミズグチ:「ふんふん」
    新藤さん:「これが、ビックリするほど面白く感じなくて焦りましたよ~」
    ミズグチ:「えええぇ」
    アカザー:「そんなこと、ぶっちゃけなくていいんですよ! 夢を壊さないでくださいよ!」
    新藤さん:「でも、βテストの公開日は迫ってるし、やばいなぁ、と思いながら、βテストを開始したんですが、始まってみると当初の不安とは裏腹になかなか好評なんですよ」
    ミズグチ:「そりゃそうですよ! ネトゲ初めてのオレがハマったんですから」

    実のところ、ミズグチさん同様、初ネトゲのシャクライもハマりましたよ10年も。こんなに長く楽しめるゲームなのになぜ開発スタッフは不安だったのか? その答えは……

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    たった5人!? この話を聞いたとき、え? ホントなの? って思いましたが、当時の日本はまだネトゲの黎明期でした。

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    GNOの面白さは確かにそのゲームシステムの秀逸さもあるのですが、もうひとつの大きな要素として“チャット”があります。

    チャットを通じて一緒に任務をしたり、MSを売買したり、各陣営の士気を高めたり、そしてくだらないことを語り合ったり……。これらの要素はやはり大人数でプレイしないと体感できないんですよね。そして、βテストで高評価を受けたGNOは……

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    新藤さん:「その節は、ホントお世話になりました」
    ミズグチ:「いやいや、お気遣い無用!」
    アカザー:「そうですよ、GNOが本当に面白かったんだから、オレらはそれをただ楽しんだだけですよ!」

    本当にGNOは名作だったので、今後はスマホアプリとして復活してもらいたいものです。

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    そして話は新藤さんの少年時代のゲームの話に。

    ミズグチ:「新藤さんの小学生時代は、どんなゲーム少年だったんですか?」
    新藤さん:「小さい頃はゲーム少年というより模型少年でした、最初につくったのは1/100シャアザクです」
    アカザー:「やっぱり根底には、ガンプラありきですよねぇ」
    新藤さん:「で、ガンプラの影響もあってか、小学生時代にいちばんハマったのが、『SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ』です」

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    スタイリッシュ紳士ミズ&ケンはどうやら知らなかったみたいですが、SDガンダムガチャポンウォーズは名作です! シャクライも中学のときによくやってました! う~ん、この場にいたらぜひ新藤さんとこの話がしたかった! と思ったら、さっそうとこの話題に食いついた人物がひとり!

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    さすが、ゲーム居酒屋の店長! ゲームに対する造詣が深いです。

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    さらに盛り上がるふたりですが、スタイリッシュ紳士ミズ&ケンは話題について行けずちょっとピンチです。

    ちなみにこのゲームは今でもWiiのバーチャルコンソールでプレイが可能です。もしよかったらやってみてください。

    そして最後はミズがうまくまとめ、ケンが新藤さんの次回作が『エースコンバット インフィニティ』だということを聞き出して・・・・・・

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    第1回目の“カオスの部屋”はこれにて終了。今後も多彩なゲストお招きして、“A話E話”を聞いていくそうなのでご期待ください。

    そして、残り2ヵ月となりましたが、シャクライはサーク・ライトとして、最後までGNO3をまっとうしようと思います。

     

    GNO3(外部リンク)

    GAME BAR A-Button(外部リンク)

    かつて多くのガンダマーが夢中になったGNOの思い出トークは週刊アスキー11/26号(11月12日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!

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