そんなミズグチさんの熱い気持ちに応える形で、今回は宇宙関係の取材に出かけたそうです。
やって来たのは東京都現代美術館。え?美術館と宇宙?という感じですが、現在ここで開催されているのが……。
たしかに宇宙つながりではありますが……。
スター・トレックとはつながっていない気もします。しかし、そんなことは全然気にせず入館するふたり。今回はかなりいきおいまかせな取材なようです。
しかも今回のミズグチさんはスター・トレックスイッチ入りまくりで、シャクライ同様スター・トレック知らずのアカザーさんに徹底解説!
などと言いながらチケット購入。
入場したふたりの前に最初に現れたのは『きく1号』なんですが・・・・・・。
しかし、その見た目についてのコメントだけで、詳細は一切スルーという豪腕レポートっぷり。なんで、スター・トレックはあんなに解説するのにこっちのはないんですか!?
なので一応紹介しておきますと、きく1号は宇宙開発事業団(NASDA)が打ち上げた初の人工衛星(技術試験衛星)だそうで、その後の人工衛星事業に大きく貢献したそうです。さらに、この展示されているきく1号は模型ではなく実物だそうですよ、ミズグチさん。
入館後まずやって来たのは、カーテンで仕切られたゾーン。さっそく、入ってみるゾーンと中を覗いてみます。
大平貴之『無限宇宙』2014年
サウンドデザイン:有馬純寿
徐々に目が慣れてくると……。
都会にいながらにして、寝っ転がってゆっくり星空が見えるなんて貴重な体験ですね。
そしてまたスター・トレックを語りだすミズグチさん。
しばしプラネタリウムを堪能したあとは……。
森脇裕之『echo-Π』2014年
どうやら回すことによって、中の光の動きに変化が見られるようですね。
なるほど、宇宙を表現したアート作品だったんですね。って、夢中になりすぎですよミズグチさん!壊わす前に止めてください!
ようやく正気に戻り次のスペースへ移動。何事もやりすぎはホドホドに。
そしてさらなるアート作品が登場!
鈴木康広『りんごの天体観測』2014年
“りんごの天体観測”なるこのアート作品。ふたりにはちょっと難解だったようで……。
気がつけばアート性よりもリンゴに注目したダメトークを展開。
いつしか話題は巨峰サワーへ。もうアート感ゼロですよ!ふたりとも。
やっぱりふたりに芸術系の取材は無理があったのでは?と思ったところで、H-2Bロケットの模型が登場!
H-IIA204型ロケット 提供::三菱重工業株式会社
フェアリング 提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
ここに来て初めてまともな解説&感想が!
その後もふたりを唸らせるガチな宇宙事業展示が!
惑星探査機 協力:IHIエアロスペース
示の仕方もいい感じのジオラマになっており、ふたりを熱くさせた模様。
しかし悲しいかな、パソコン誌で働くものとして、試作機だとわかってはいるものの、3.5インチFDドライブに切なさを感じちゃったみたいです。
それにしても今回の『ミッション[宇宙×芸術]』展の展示物は多岐にわたっています。なんと、次に登場したのは古川宇宙飛行士が宇宙実験で使った茶器。
河口洋一郎『宇宙で抹茶を点てる』2011年
しかも茶器から話が戦国時代の武将への褒美話へ。でもたしかにもしこの茶器を『信長の野望』で武将に褒美として与えたら、忠誠心がどれぐらい上がるのか気になります。
さらにこれぞアートという感じの、陸域観測技術衛星2号『だいち2号』の実物大模型に、高さ19mの滝をプロジェクションマッピングした作品。この“憑依する滝”を鑑賞後、最後のアトラクション的なアート、“スペース・ダンス・イン・ザ・チューブ”による0.9G体験へ。
(上)チームラボ『憑依する滝、人工衛星の重力』2014年
(下)福原哲郎&東京スペースダンス『スペースダンス・イン・ザ・チューブ』2014年
では、レポート漫画らしくここはしっかり0.9Gの世界を体験してもらいましょう。スター・トレックは関係ないけど。
狭いながらもなんとか通り抜けたミズグチさんの感想は……。
もっと重力的なこと言ってくださいよ!
と、そんなこんなですべてを見終えたわけですが、今回『ミッション[宇宙×芸術]』展はミズグチさんの心に響いたのでしょうか?
なんかちゃんと言えてるようで言えてないような……。でもこの先、宇宙はもっと身近なものになっていくというのは同感です。
この『ミッション[宇宙×芸術]』は8月31日まで開催中とのこと。ちょっと変わった宇宙体験がしたいかたは、東京東京都現代美術館に足を運んでみてはどうでしょうか?
宇宙と芸術がテーマの不思議なアートイベント体験レポートは週刊アスキー7/29号(7月15日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!
●ミッション[宇宙×芸術](外部リンク)
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