ATOK for iOS 『ATOK for iOS』
バージョン:1.0.1
App Store価格:1500円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)
(c)JUSTSYSTEMS CORPORATION

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 ジャストシステムがiOS8用の日本語入力ができる『ATOK for iOS』を公開しました。

 最新版『ATOK 2014』のWindows向け高性能エンジンを搭載した、iOS 8専用のキーボードアプリで、価格は1500円。動作環境はiOS 8にアップデート済みのiPhone 4s/5/5sと、iPhone 6/6 Plus。そのほかiOS 8環境のiPad 2以降、第5世代のiPod touchが対応します。インストール必要容量は68.4MBです。

iPhone上でのATOK for iOS画面 ATOK for iOS ATOK for iOS ↑日本語変換、予測変換も相変わらず素晴らしい。入力するごとにどんどん賢くなる。 ATOK for iOS ↑こんぼにえ→コンビニエンスストア、てんしゃ→電車、うるおぼえ→うろ覚え、など、タップミスに関しても推測で入力補正してくれるので、イライラすることなく高速タイプできる。 ATOK for iOS ↑文書単位で消せる“まとめて削除”。 iPad上でのATOK for iOS画面 ATOK for iOS ↑もちろんiPadでも、メールやSMSなどで利用できます。

 そのほか、← →キーを使ってのカーソル移動、定型文登録・呼び出し機能のほか、ペーストキー操作も可能。

ATOK for iOS ↑ATOK for iOSのアイコン。 ATOK for iOS ↑アプリを起動すると設定画面に。 ATOK for iOS ↑IMEの切り替えは右下にある地球アイコンで。 ATOK for iOS ↑設定のキーボードを確認するとATOKが入っていることがわかります。

 9月18日に開かれた事前説明会では、「アンドロイド版は1年以上開発に時間をかけられたが、iOS 8版はわずか3ヵ月未満という短いスケジュールでなんとか開発したもの。」、「1500円という価格でどのくらいの方に買っていただけるかは、未知数」とした上で、今後はユーザーの声を聞きながら、少しずつ製品のクオリティーを上げていきたい、と開発担当者。

 価格設定が他社に比べて高いとの声も上がりましたが、Android版の通常価格(1543円)と足並みを揃えたため、と説明しました。キャンペーンなどは用意されず、まずはATOKユーザーに使ってもらい、その後、価格については検討する可能性もあるとのこと。また、システム的に現在は難しい面があるものの、将来的にはATOKパスポートへの採用も考えていると話しました。

ATOK for iOS ↑設定時に必ずフルアクセス機能のオン、オフ確認画面が出てくるが、ATOK側で入力した内容の収集はしないとのことなので、とりあえず必ずオンにしておこう。(補足:iOS 8には入力時、バックグラウンドでの入力データ送信を防ぐ、厳しいセキュリティーがかけられている。)

 質疑応答では、“フルアクセス”をオフにした場合のデメリットについて質問され、「設定項目が変更できなかったり、定型文が反映されない、単語学習しないといった制限が付く。オフの状態でどのくらい進化できるかは、今後に期待していて欲しい」と回答。

 また、インライン入力やBluetoothキーボードへの対応については、現状のiOSの仕様の都合で実現は難しく、「対応するための技術的な目処が立っていない状況だが、何らかの対応策が見いだせれば当然ご提供したいと考えている。」と前向きな姿勢を示しました。

 メールやSMS、SNSなど、日常頻繁に使うキーボードがむちゃくちゃ賢くなる『ATOK for iOS』。動作も高速なので、iPhoneからの仕事メールも、間違いなく快適に打てるようになると言っていいでしょう。

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