オモコロというサイトができるまでの話
社会人2年目、24歳のころに今の会社をつくるキッカケとなった『オモコロ』というお笑いウェブメディアを立ちあげました。10年以上前にネット上の一部で流行っていた“テキストサイト”にどっぷりハマって太陽光を浴びなくなり、目が退化した人々を集めてつくったものです。
そして立ち上げの数年前、学生時代の僕はそのテキストサイトにハマり、毎日ウソや妄想を織りまぜたネタ日記やイラストを書いては、ウェブにアップしておりました。大学を留年した理由も、表向きには“海外ひとり旅にハマりすぎて”とカッコイイことを言ってましたが、確実にこれが原因でした。みんなが就活している時期に、タイのネットカフェで金玉を題材にした日記を更新してたときは「なんかヤバい方向にいってるな」と思ったのを覚えています。
そんな時代に同じような活動をしていた人々とネット上で出会い、オモコロを立ち上げ、気がつけば数名が、現在僕が経営しているバーグハンバーグバーグの社員として働いています。それもタイのネットカフェで金玉日記を書いていたことから始まったと考えると、オフィスのいちばん目立つ場所に秘宝館ばりの金玉オブジェを奉らなければいけないのかもしれません。
バーグハンバーグバーグ代表取締役 シモダテツヤ
先日社員から“バカで低学歴”と言われ、近々クーデターが社内で起こることを予想している33歳IT社長。
前置きが長くなってしまいましたが、そんなこんなで僕は留年し、同い年から1年遅れで就職活動をしているなかで、paperboy&coという会社に出会いました。僕がサイト制作に利用していたレンタルサーバーの運営会社です。
ふと会社のホームページを覗くと求人をしていなかったので、「よし、ライバルがいないゾ」と思ってメールを出してみると、当時の社長である家入氏から「ひょっとしてこんなサイトやってます? ずっと見てました。会いましょう」と直接返事がきたのです。テキストサイトで下らないことを書いていたおかげで、いきなり社長面接。
「新幹線代も出すし、ラフな格好でよいので、東京まで来てくれませんか?」と言われたので、僕は1500円だけ握り締め、B-BOYみたいな格好で東京駅に降り立ちました。当時の僕はズボンが太ければ太いほどカッコイイと思っていたのです。(つづく)
オモコロは今年で9年目
無駄に歴史を重ねてます
↑オモコロ立ち上げ当初、僕が描いていたキャラクター“ゴブリン”。全裸で中年太りでした。
↑バンドも組ませました。
●関連サイト
バーグハンバーグバーグ
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Twitter バーグハンバーグ
オモコロ あたまゆるゆるインターネット
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