●ソニーモバイル(ドコモ)
●実売価格 3万9000円前後(価格は新規一括購入額から24ヵ月ぶんの“月々サポート”を差し引いたもの)
●発売中
充実のスペックで手に収まる最高峰
コンパクト=ロースペック。その方程式を覆すスマホが『Xperia Z3 Compact SO-02G』だ。4.6インチ液晶で幅65ミリの小型ボディーに、2.5GHzクアッドコア、メモリー2GBを搭載し、5.2インチのZ3に近い高性能を実現。前面と背面に強化ガラスを採用し、高級感を演出するとともに傷への耐性を高めている。また、側面にはクリアパーツを採用し、所有感を満たす仕上がりだ。
↑片手でも操作しやすい4.6インチ。Z3と異なる部分は、まず画面解像度。720×1280ドットと下回るも、そこはサイズとのトレードオフ。画面密度は319dpiと、解像度の低さは感じられない。次にストレージ容量は16GBと少ない点が気になるが、最大128GBのマイクロSDXCに対応するため、ハイレゾ音源再生を考えている場合も安心だ。しかし、バッテリーは2600mAhと、サイズからすると十分だが、動作時間の短さはある程度意識する必要がある。
また、ウェブやSNSの閲覧程度の操作でも、ボディー全体が暖かくなりやすい。手に持って操作する以上、気になりやすい要素だが、小型機故なのでそこは割り切るべきだろう。
エンタメ性能も光る
↑デジタルノイズキャンセリングにも対応。音楽まわりはウォークマンゆずりの仕様が秀逸。まず、本体正面にステレオスピーカーがあり、臨場感のある音はゲームや動画視聴に最適。
ヘッドホン使用時は、単体でのハイレゾ音源再生ばかりに注目がいきがちだが、MP3などの圧縮音源にも強い。圧縮音源をハイレゾ音源相当の高音質に変換する独自技術“DSEE HX”で、既存の非ハイレゾ音源も印象ががらりと変わる。コンパクトでハイスペックなエンタメスマホとしての仕上がりは過去最強だ。
↑バッテリー消費量はやや高まるが、圧縮音源を最大96kHz、24ビットまで拡張する。●おもなスペック
OS Android4.4
ディスプレー 4.6インチ液晶(720×1280ドット、319dpi)
CPU MSM8974AC(2.5GHz、クアッドコア)
メモリー/ストレージ 2GB/16GB
カメラ 2070万画素(インカメラ220万画素)
通信機能 LTE、3G、IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.0、FeliCa/NFC
インターフェース マイクロSDXCカードスロット、マイクロUSB、ナノSIMほか
バッテリー容量 2600mAh
サイズ/重量 65(W)×8.6(D)×127(H)mm/129g
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