そんな微妙な部分を解消するかもしれないのが、『インターネット・スティック』だ。USBメモリーのような本体にHDMI端子がついただけの、このデジガジェ。実は、無線LAN内蔵のアンドロイド端末なのである。ここまで書けば、もう察しがつく人もいるだろう。そう、薄型テレビやPCディスプレーのHDMI端子に差し込むだけで、テレビがアンドロイドマシンに変身するのだ。
今やディスプレー自体にTVチューナーが付いていなくてもHDDレコーダーがあれば充分な時代。こういうのを見ていると、これからは、「テレビ本体がもつ機能に頼るのではなく、ディスプレーに機能を拡充していく」という考え方になっていく可能性すら感じる。するとディスプレーに大量の機器が接続されるようになり機器が増えるだけでなく、各機器を操作するためのリモコンも増えてしまいめんどうなことになる。なので、各機器を一括して操作できるデバイスは必要不可欠だ。
ちなみに今回紹介したデジガジェも操作がリモコンってのが残念な感じ。なので、ぜひキネクトのUIを搭載してもらいたい。というか、すべての機器のリモコンがキネクトで代用できる日は来ないものかね……。
■今週のガジェット■
インターネット・スティック『NT-A1』
Android2.3、無線LANを搭載した手のひらサイズの端末。内蔵メモリーは4GBで、マイクロSDカードスロットも備えており、デジカメで撮影した静止画や動画も再生できる。
操作は同梱のリモコンで行なう。USBハブを介せば、キーボードやマウスも接続できる。
発売 オンキヨー(関連サイト)
直販価格 9980円(9月下旬発売予定)
■今週の近況■
中国『Xiaomi』が2台目のアンドロイド端末を発表。'10年設立ながら初代は300万台も売れ、今回は解像度もiPhone 4S超えの342ppi、クアッドコアCPU搭載で見た目もイイ。今や製造は外注できるしOSも無料。少数技術者でPRもSNSでやればベンチャーにもチャンス!
※この連載は週刊アスキー2012年10月2日号(9月18日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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