Windows 10がリリースされる際に、オンラインバンクなどは新ブラウザーのEdgeに対応できていないことから、アップグレードを控えるようにコメントを出すなど、金融機関系の情報を扱うサービスやアプリはアップグレードに慎重です。現金などの入出金を伴わないとはいえ、銀行口座などを管理できるMoneytreeが新OSに即対応してくれるのはありがたいところですね。
iOS 9対応に合わせて機能の強化も図られています。最も大きなポイントは、「Moneytree PRO」機能の搭載。これは、法人の銀行口座を管理できる機能で、数名のスタッフで動いている会社で社長兼経理などをやっている方には、会社の資金の動きがiPhoneやiPadでチェックできるのでかなり便利ですね。
対応している法人口座は、みずほ、三井住友、三菱東京UFJの3大メガバンクのほか、りそな銀行と埼玉りそな銀行です。個人口座に比べると対応している金融機関は少ないですが、今後増えていくものと思われます。
また、アドオンとして搭載されていた経費精算機能は、「Moneytreeプレミアム」から「Moneytree PLUS」という名称に変わりました。月額600円の有料サービスですが、タップしていくだけで経費の対象となる項目を振り分けられるので便利です。
最新バージョンには、各種口座の扱いを細かく設定できる機能も加わっています。これまでは自動もしくは、アプリを開いたときに手動で更新していた口座情報の更新頻度や更新の停止などを設定画面から変更できるようになりました。過去の取引データを保存した状態でアカウントを無効化することも可能なので、クレジットカードなどを別のものに切り替えても、前に使っていたカードの明細を手元に残せるわけです。
具体的には毎日の更新や毎週の更新、アプリ起動に更新などの設定を選べます。
Moneytreeはそのほか、Apple Watchにも対応しています。Androidでは使えませんが、Android用の家計簿アプリである「レシーピ!」と連携させることも可能です。過去には、現金の入出金や住宅ローン、ポイントサービスなどにも順次対応してきました。金融機関のアカウントをアプリに預けるのはちょっという人でも、家電量販店やドラッグストア、Amazon、Tポイント、Pontaポイントなどを一元管理できるので、まずは使ってみることをオススメします。
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