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どうも、
管理者のNDです。
4月24日は、
八重山地震(1771)から248年です。
この地震は、おそらく沖縄県史上で最も死者が出たと思しき大震災の一つです。
実ははっきりと定かではないのですが、八重山地方で大地震が起き、
その後大津波が発生しました。この津波自体にも呼称があるほどで、
明和の大津波と言われています。
八重山地方における島民の3分の1における9400人もの人々が津波によって死亡し、
周囲の島々も併せると、死者・行方不明者は12000人に上るという推計データがあります。
しかも更に、この大津波によって島の各地では塩害も発生し、
農作までもが壊滅的な被害を受けたと言われています。
その上、伝染病も流行りだしてしまい、推測では12000人以上どころか、
更に相当数の関連死がいるのではないかとされています。
尚、島の中でも地域別に見ると、約98%が死亡した地域もあり、
もはや壊滅の域を超えて、滅亡と言っても過言ではないレベルの地域もあったようです。
この八重山地震は、規模が定まってはいませんが上限はM8.7という巨大地震という推測値もあれば
下限はM7.4と、比較的最近でも起きているような規模の"大地震"という見方もあります。
しかし、被害の様子や痕跡から、推定される津波マグニチュードは、Mt8.5とされており、
この八重山地震においては、下限値が有力な場合は津波地震とする説があります。
尚、津波の高さは石垣島で遡上高30m、多良間村の多良間島で18mという記録です。
現地には津波石と呼ばれる津波の痕跡が多数見られるようです。
この先島諸島における3分の1という島民の死は、当時の琉球は非常に深刻な事態として受け止め、
復興を兼ねて島に移住させるという政策を行ったとして記録が残っています。
ちなみに、島民の伝説として人魚から大津波が来ることを教えられたと言われる説があり、
その説を信じた地元の人は石垣市にある於茂登岳に避難していて死者が2人しか出なかった
地域が本当にあったそうです。この大津波は地震動による揺れがそれほどなかったため、
いわば明治三陸地震と似たような形でした。伝説の「人魚」が何を指すかは不明ですが、
人魚の教えから、すぐに山に逃げた島民は無事、
逆に戯言だと信じず馬鹿にした余所の地域では前述の"98%が死亡"という事態に陥りました。
人魚の話はおいておき、初動でいかに逃げるか逃げないかで生死を分けるかがよくわかります。
今回は、
「自分が死んだ時に備える」をテーマにお伝えします。
不幸にしてあなたが死んでしまった時も、災害という面を考える上においては
考えなければならないことがあります。若者だとどちらかと言えば交通事故で死ぬリスクの方が
数十倍高いわけですが、こういった話は高齢者の人ほど関心が出てくるのではないかと思います。
いずれは、若者もやがて足が不自由になっていく運命である以上は、
数十年後でも思い返せてもらえると嬉しいです。
まず、自分が遺体となって見つかる場合は、身元の確認がされますが
「自分だって顔さえ見ればすぐにわかってくれる」という言葉はかなり迷信です。
実際に遺体となって見つかった人の姿は非常に無残な姿で、
見分けがつかない程になると言われています。
つまり、そう簡単に遺族でも"あなた"とわかってはくれません。
避難所で遺体が保管される場所もありますが、一時的な保存であることが多い為に
もし安否確認が数日以上取れずに死亡した可能性を考えるのであれば、
各避難所を巡った方がよい可能性があります。
また、自分を探してくれる手がかりをしっかり残すためにも誰かしらに
自分が旅した場所を記しておくことをおススメします。
昨今ならTwitterなどのSNSのアカウントをメモしたIDなどを家に保管しておき、
いざとなったら自分のアカウントをばらすという手もあります。
そうすれば、自然に自分がどこにいるのかを写真やツイート内容で知らせることが
できるかもしれません。
但し、集団でいる場所で大火災などが起きてしまった場合は、関東大震災でもあったように
その場で火葬されてしまうといったケースも存在します。自分が大衆の一人となる結末を
迎える場合というのも、もしイベント会場などで被災し建物ごと潰れるとか、
津波被害を受けて町一つ壊滅するクラスの大震災になった場合は、そのような措置を
とられる場合もあります。
どうでもいいですが、人込みが嫌いという人はある意味ではそういった死に方をしないので
良いとは言えるかもしれません。
尚、普段からほとんどインドアで家にいるか特定の場所にいるかの二択だという人は、
死亡した時には、まだ見つけやすいとは思います。
家族や親族に頻繁に一人旅が好きな人がいるなどする場合は、定期的に来訪したり、
電話をかけるなどしてあげてくださいね。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
4月24日は、
八重山地震(1771)から248年です。
この地震は、おそらく沖縄県史上で最も死者が出たと思しき大震災の一つです。
実ははっきりと定かではないのですが、八重山地方で大地震が起き、
その後大津波が発生しました。この津波自体にも呼称があるほどで、
明和の大津波と言われています。
八重山地方における島民の3分の1における9400人もの人々が津波によって死亡し、
周囲の島々も併せると、死者・行方不明者は12000人に上るという推計データがあります。
しかも更に、この大津波によって島の各地では塩害も発生し、
農作までもが壊滅的な被害を受けたと言われています。
その上、伝染病も流行りだしてしまい、推測では12000人以上どころか、
更に相当数の関連死がいるのではないかとされています。
尚、島の中でも地域別に見ると、約98%が死亡した地域もあり、
もはや壊滅の域を超えて、滅亡と言っても過言ではないレベルの地域もあったようです。
この八重山地震は、規模が定まってはいませんが上限はM8.7という巨大地震という推測値もあれば
下限はM7.4と、比較的最近でも起きているような規模の"大地震"という見方もあります。
しかし、被害の様子や痕跡から、推定される津波マグニチュードは、Mt8.5とされており、
この八重山地震においては、下限値が有力な場合は津波地震とする説があります。
尚、津波の高さは石垣島で遡上高30m、多良間村の多良間島で18mという記録です。
現地には津波石と呼ばれる津波の痕跡が多数見られるようです。
この先島諸島における3分の1という島民の死は、当時の琉球は非常に深刻な事態として受け止め、
復興を兼ねて島に移住させるという政策を行ったとして記録が残っています。
ちなみに、島民の伝説として人魚から大津波が来ることを教えられたと言われる説があり、
その説を信じた地元の人は石垣市にある於茂登岳に避難していて死者が2人しか出なかった
地域が本当にあったそうです。この大津波は地震動による揺れがそれほどなかったため、
いわば明治三陸地震と似たような形でした。伝説の「人魚」が何を指すかは不明ですが、
人魚の教えから、すぐに山に逃げた島民は無事、
逆に戯言だと信じず馬鹿にした余所の地域では前述の"98%が死亡"という事態に陥りました。
人魚の話はおいておき、初動でいかに逃げるか逃げないかで生死を分けるかがよくわかります。
今回は、
「自分が死んだ時に備える」をテーマにお伝えします。
不幸にしてあなたが死んでしまった時も、災害という面を考える上においては
考えなければならないことがあります。若者だとどちらかと言えば交通事故で死ぬリスクの方が
数十倍高いわけですが、こういった話は高齢者の人ほど関心が出てくるのではないかと思います。
いずれは、若者もやがて足が不自由になっていく運命である以上は、
数十年後でも思い返せてもらえると嬉しいです。
まず、自分が遺体となって見つかる場合は、身元の確認がされますが
「自分だって顔さえ見ればすぐにわかってくれる」という言葉はかなり迷信です。
実際に遺体となって見つかった人の姿は非常に無残な姿で、
見分けがつかない程になると言われています。
つまり、そう簡単に遺族でも"あなた"とわかってはくれません。
避難所で遺体が保管される場所もありますが、一時的な保存であることが多い為に
もし安否確認が数日以上取れずに死亡した可能性を考えるのであれば、
各避難所を巡った方がよい可能性があります。
また、自分を探してくれる手がかりをしっかり残すためにも誰かしらに
自分が旅した場所を記しておくことをおススメします。
昨今ならTwitterなどのSNSのアカウントをメモしたIDなどを家に保管しておき、
いざとなったら自分のアカウントをばらすという手もあります。
そうすれば、自然に自分がどこにいるのかを写真やツイート内容で知らせることが
できるかもしれません。
但し、集団でいる場所で大火災などが起きてしまった場合は、関東大震災でもあったように
その場で火葬されてしまうといったケースも存在します。自分が大衆の一人となる結末を
迎える場合というのも、もしイベント会場などで被災し建物ごと潰れるとか、
津波被害を受けて町一つ壊滅するクラスの大震災になった場合は、そのような措置を
とられる場合もあります。
どうでもいいですが、人込みが嫌いという人はある意味ではそういった死に方をしないので
良いとは言えるかもしれません。
尚、普段からほとんどインドアで家にいるか特定の場所にいるかの二択だという人は、
死亡した時には、まだ見つけやすいとは思います。
家族や親族に頻繁に一人旅が好きな人がいるなどする場合は、定期的に来訪したり、
電話をかけるなどしてあげてくださいね。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。