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  • 【自然災害メモリアル】第324回:嘉永熊本地震(1625)の日 [防災]防災意識が低い日本だったら

    2019-07-21 22:1513時間前
    どうも、
    管理者のNDです。

    07月21日は、
    嘉永熊本地震(1625)から394年です。

    熊本県直下で発生した地震は、平成にあった2016年の大地震だけではありません。
    この地震でも熊本城は大きな損害を受けています。

    特に当時火薬庫が地震動によって爆発を起こした被害はすさまじく、
    むしろほとんどがこれで亡くなっています。

    死者は約50人にのぼり、規模はM5.0~6.0とされていますが、
    規模の割に、比較的大きな被害になりました。

    今回は、
    「防災意識が低い日本だったら」をテーマにお伝えします。

    今や、東日本大震災を筆頭にして防災意識が高くなっている国となり、
    自治体もそれに続く形で、防災面について基礎を固めていく形になっていますが、
    あとは自助という形でどうなるかという面で、非常に重要な点があります。

    もし一人一人の防災意識が著しく低い地区があったら、
    大震災が発生した時にどうなるのでしょうか。

    まず、一番に直面するのは混乱です。地震が来るというまず想定さえなされていないと
    こうなるつもりじゃなかったというあたふたさから、初動が遅れがちになります。
    防げるはずだった火災の初期消火なども対応が遅れ、被害が拡大しやすくなります。

    次に直面するのは避難所開設の遅れやトラブルの発生です。
    これは結構大事なことで、少しの遅れが一大事になることもしばしばあります。
    なんとか倒壊を免れた建物からとりあえず外に出てきたものの、真夏の暑さ、もしくは真冬の寒さに
    あたりながら、避難所が開設されるまで手伝うか、待つかしないといけない状態になったとなると
    避難者のストレスも溜まってしまい、結果的に「まだかよ」とトラブルに発展しやすくなります。
    元々は避難所というのは、普通に全員が協力するものですがそれさえも認識していなければ、
    人任せな状態が横行して、復興が進まなくなる可能性だってあります。

    連鎖的に困るのは、避難所の受け入れを把握していないことです。
    ペットは大丈夫かどうか、乳幼児が受け入れているかどうか、
    高齢者・障がい者の受け入れ態勢はどうなっているのか、
    これらをしっかり把握していなければ、いざという時に困るのは自分になります。
    逆に避難所がそういう運営を曖昧にしていると、殺到した時に来てしまったからにはと、
    消極的に受け入れてあっという間に、混乱でごった返してしまう事態にもなります。

    避難所では回転の速さも求められますが、それ以上にちゃんと市民が正しい避難所に
    行けるかどうかというのも重要です。防災意識が低いと震災が起きてから、
    どこに避難所があるか探すので手一杯になってしまい、いざ避難所につけばもう安心と思いきや、
    そこで直面する様々な不便さに今度は苦しめられることになります。

    そして最終的に困るのは、備蓄の少なさによる災害の長期化対策不足です。
    備蓄が少ない状態で最低限にも満たさない状態の人が一定数以上いると、
    支援物資がそもそも届きづらくなるという欠点があります。
    こうなると、避難所に残る非常食には長蛇の列が当たり前となり、
    いずれはなくなると、最悪争いが始まることもあります。
    食糧不足に直面する状態なんてことになれば、極めて危険な状態になります。
    治安悪化を始め、栄養失調や免疫能力の低下で伝染病など、二次災害を招くことがあります。

    震災で凄惨な結末になるか、思ったより何も起きずに終わるかは防災意識の高さが
    かなり重要になります。建物の強度や土砂災害など不可抗力なものもありますが、
    報道などでインパクトのない、地味な所では実際に被災してみないと直面できない問題というのは
    かなり多く存在します。

    震災をイメージし辛かったら、もし防災をしないまま大地震を迎えたらということを
    考えてみると、そうならない為にこうするという考えが生まれてくると思います。
    これから夏休みのシーズンですが、どういったものが必要なのか、
    自由研究で防災をテーマにするのであれば、是非調べてみて下さい。



    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


    明日は新潟県で発生した、横田切れ(1896)を紹介します。
  • 【自然災害メモリアル】第323回:仙台地震(1835)の日 [防災]災害に弱い地域に住んでいるからこそ意識は高くなれる

    2019-07-20 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    07月20日は、
    仙台地震(1835)から184年です。

    江戸時代の真っ只中である1835年ですが、この時にも大きな地震が東北の、
    しかも仙台を中心に襲っています。
    津波も伴う大地震であったのはもちろん、揺れ自体でも被害が大きくあり、
    仙台城も損壊する程の大地震となりました。

    規模はM7.0程度で、死者多数として記録が残っていますが具体的な数は不明です。
    この地震は、3.11と時間帯が比較的近く、14時前後に大地震が起きています。

    尚、津波を伴っているのですが、それが被害レベルなのかどうかは、
    疑問視されている場合があります。ですが、主な被害として地震動からによるものなのは確かで、
    仙台市内では当時震度5相当の揺れは少なくともあったとされています。

    今回は、
    「災害に弱い地域に住んでいるからこそ意識は高くなれる」をテーマにお伝えします。

    昨今では、これだけ防災の関心が高くなっていくと、
    震災が起きた場所から避難も兼ねて、上京をする人が増えて来たり、
    災害の発生しやすい山村地域はもちろん、津波を恐れて低地から移住する人も増えています。

    しかし、現状がそこで暮らしている人が諦めることはありませんし、
    無理して引っ越そうと考えることもしなくて大丈夫なのです。

    流石に精神的に病むレベルで地震にうなされているのであれば、話は別ですが
    基本的に冷静に地震と向き合っているのであれば、防災の意識は他の地域よりも高くすることが
    できます。逆に言うと、地震も少ない、ハザードマップでも比較的安心といった地域だと、
    段々と防災意識が薄れ、備えのほころびを作ってしまいます。
    そこに大地震が来れば、後悔するのは自分です。
    「もっと水を日頃から備蓄しておけば、こんな雨の中重い思いをしなくて――」
    なんてこともならずに済みます。

    大地震を一度経験したことがある地域は、防災意識が非常に高くなります。
    この時、被災したことを決して気を落とさないでください。
    大変な暮らしにはなると思いますが、一度経験したからこそ二度目への対策と、
    同じ思いをさせたくないという気持ちが作れるものです。

    まずは例え災害を受けやすい地域にいても、意識を高めることで
    地域の弱さをカバーするようにしましょう。
    人とのつながりでその町は必ず災害に強くなっていきます。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


    明日は熊本県で発生した、嘉永熊本地震(1625)を紹介します。
  • 【自然災害メモリアル】第322回:福島県沖地震(2008)の日 [防災]タワーマンション在住者はより防災対策が必要

    2019-07-19 23:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    07月19日は、
    福島県沖地震(2008)から11年です。

    この地震は、M6.9の地震で津波注意報が発表され、
    実際に石巻市など、東北の太平洋側で津波を伴う地震となりました。

    岩手から栃木県まで、広い範囲で最大震度4を観測しましたが、
    幸い、大きな被害などはありませんでした。


    今回は、
    「タワーマンション在住者はより防災対策が必要」をテーマにお伝えします。

    よく話題になるタワマン住みは、高貴な方が多くて芸能人や著名人が住んでいる人が多いですが、
    防災対策はそれだけしっかりしなければならないという所に意外なリスクが存在します。
    特に東京でも高層階住みの方は結構な数が存在します。

    もし、大地震に遭うと、倒壊こそはしませんがエレベーターが緊急停止して使えなくなったり、
    ライフラインの故障などは直に影響を及ぼすことが多い点に弱い所があります。
    今どきのタワマンも無防備ということはありませんが、マンションの設備に頼らずに
    自助できるだけの備えが必要です。

    最低でも3日の備蓄などとは言われていますが、タワマン在住者の場合、
    人口が集中しますので各世帯がしっかり推奨される7日分ずつの備蓄をしておくことが重要です。

    これまでにも紹介したように、大地震の中には局地的に大きな被害というケースも存在します。
    タワマンは特に一極集中の塊といってもいい場所ですから、その地で何かがあった時は
    一斉に被害を受けてしまいます。港区などは液状化現象などの懸念がある埋め立て地で
    かつ地震が増幅しやすい地形でもあります。建物が損壊せずとも、大地震自体で
    周辺の地域が大被害を起こしてしまいます。

    また、帰宅困難者が一斉に帰宅するなどする場合は周辺の地域に人が溢れる可能性もあります。
    広い道が確保されていても、歩道には人で溢れかえることは覚悟しないといけません。

    特に多いのは、快適な空間から一気にどん底に突き落とされる可能性があるそのギャップは、
    家賃暮らしなどをしている平均収入未満の人よりも、大きくなります。
    備蓄に比較的余裕ある予算があるのなら、惜しまずしっかり蓄えておきましょう。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


    明日は福島県で発生した、福島県沖地震(2008)を紹介します。