数々の名キャラクターを生み出してきたサンリオが、1980年代~1990年代に活躍したサンリオの男のコキャラクターを集めてユニットを結成!第一弾の活動として“バンド”でLIVEイベントをすることになりました。気になるメンバーは、「ポチャッコ」、「タキシードサム」、「けろけろけろっぴ」、「バッドばつ丸」、「ハンギョドン」、「あひるのペックル」。キャラクター名を聞いて「そういえば、子どもの頃によく買ってもらったな…」と思い出す方も多いのではないでしょうか。そんな彼らのユニット名『はぴだんぶい』には「ハッピーになりたい男子たち、V字回復をねらう」という意味が込められているそう。ところが、再ブレイクを狙って意気込んでみたものの、バンド活動をする前にある問題が発生して…!?

作曲依頼で直談判!

冒頭からいきなり『はぴだんぶい』のバンドプロジェクトの始動が告知されました。ところが、作曲できる人がいないことが判明!

すると、エレベーターのドアが開き、1993年にデビューした、いたずら好きであまのじゃくなペンギンの男のコ「バッドばつ丸」が表れました。そんな彼が突撃したのは、なんとビクターエンタテイメント!早速、廊下に飾られた犬の置物にちょっかいを出したりしつつ、「作曲依頼」と書かれた紙を持って、どんどん中へ入っていきます。

そして目的の部屋に入ると、いきなり中にいた若者たちに向かって、挨拶もせずにいきなり土下座!「オレたちに曲を作ってくれ!」と直談判をはじめます。

この突撃を早速楽しんでいる若者たちは、10代ながら注目を集める3ピースロックバンドKALMAのメンバー。今年3月にメジャーデビューする期待のバンドなんです。

目指せ、V字回復!

KALMAの持ち味は、「青春感溢れる歌詞と、聴く人が思わず笑顔になる躍動感のあるライブ」とのこと。「バッドばつ丸」は、そんな彼らにどうにか作曲してほしいようです。

「作曲依頼」の紙を何度も見せながらお願いを続ける「バッドばつ丸」。そんな彼の気持ちは、KALMAのメンバーたちにも伝わっているようです。

ところが、承諾しないまま「バッドばつ丸」をいじりはじめるKALMAのメンバーたち。「かわいい」と頭をなでられているうちに、業を煮やした「バッドばつ丸」は、「話聞いてんのか!」と怒ってしまいます。

そして、「バッドばつ丸」がもう一度「曲、つくって!」とお願いすると、KALMAのメンバーたちは笑顔で快諾。全員で抱き合って喜び合います。

こうして無事、デビューソングを作詞・作曲してくれる人も決まり、練習をはじめた『はぴだんぶい』。果たして彼らは、2020年3月1日(日)のデビュー記念LIVEイベントで、上手に演奏できるのでしょうか…?

これまでユニークなキャラクターを次々と生み出しヒットさせてきたサンリオが、あえて昔流行ったキャラクターに焦点を当てた今回の企画。実は意外にも(!?)それぞれのキャラクターは、2019年のサンリオキャラクター大賞でなかなかの好成績(5位~18位)を残しているそう。さらに、近年は若者の間で90年代ファッションがリバイバルしている流れもあり、10代で注目を集めるKALMAと組むことで、新たに彼らと同世代のファン獲得も期待できそうです。かつてヒットした自社商品に再び焦点を当て、既存ファンのみならず若い世代にもアプローチすることよって、さらなるヒットを生み出そうとする事例でした。

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