作曲依頼で直談判!
冒頭からいきなり『はぴだんぶい』のバンドプロジェクトの始動が告知されました。ところが、作曲できる人がいないことが判明!
すると、エレベーターのドアが開き、1993年にデビューした、いたずら好きであまのじゃくなペンギンの男のコ「バッドばつ丸」が表れました。そんな彼が突撃したのは、なんとビクターエンタテイメント!早速、廊下に飾られた犬の置物にちょっかいを出したりしつつ、「作曲依頼」と書かれた紙を持って、どんどん中へ入っていきます。
そして目的の部屋に入ると、いきなり中にいた若者たちに向かって、挨拶もせずにいきなり土下座!「オレたちに曲を作ってくれ!」と直談判をはじめます。
この突撃を早速楽しんでいる若者たちは、10代ながら注目を集める3ピースロックバンドKALMAのメンバー。今年3月にメジャーデビューする期待のバンドなんです。
目指せ、V字回復!
KALMAの持ち味は、「青春感溢れる歌詞と、聴く人が思わず笑顔になる躍動感のあるライブ」とのこと。「バッドばつ丸」は、そんな彼らにどうにか作曲してほしいようです。
「作曲依頼」の紙を何度も見せながらお願いを続ける「バッドばつ丸」。そんな彼の気持ちは、KALMAのメンバーたちにも伝わっているようです。
ところが、承諾しないまま「バッドばつ丸」をいじりはじめるKALMAのメンバーたち。「かわいい」と頭をなでられているうちに、業を煮やした「バッドばつ丸」は、「話聞いてんのか!」と怒ってしまいます。
そして、「バッドばつ丸」がもう一度「曲、つくって!」とお願いすると、KALMAのメンバーたちは笑顔で快諾。全員で抱き合って喜び合います。
こうして無事、デビューソングを作詞・作曲してくれる人も決まり、練習をはじめた『はぴだんぶい』。果たして彼らは、2020年3月1日(日)のデビュー記念LIVEイベントで、上手に演奏できるのでしょうか…?
これまでユニークなキャラクターを次々と生み出しヒットさせてきたサンリオが、あえて昔流行ったキャラクターに焦点を当てた今回の企画。実は意外にも(!?)それぞれのキャラクターは、2019年のサンリオキャラクター大賞でなかなかの好成績(5位~18位)を残しているそう。さらに、近年は若者の間で90年代ファッションがリバイバルしている流れもあり、10代で注目を集めるKALMAと組むことで、新たに彼らと同世代のファン獲得も期待できそうです。かつてヒットした自社商品に再び焦点を当て、既存ファンのみならず若い世代にもアプローチすることよって、さらなるヒットを生み出そうとする事例でした。
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