行き場を失った青春
2020年3月、新型コロナウイルス拡大防止のため、全国の学校が一斉休校となりました。
ある学生は、当時の自分を「頭の中が真っ白になってしまった状況」と語ります。吹奏楽部の高校二年生の彼は、演奏をとおして先輩方に感謝の気持ちを伝えられる場を奪われ、とても寂しい気持ちになったそうです。
それは顧問の先生方も同じ。「我々には計り知れないものがあの子たちにはあっただろうし、想いというか夢というか、そういったものも全部打ち消されたのがあの日だったなぁという風に感じています」…ウェイトリフティング部の顧問を務める先生も、このように話し、胸を痛めていました。
「勝ちのまち」宇佐市の戦い方
行き場を失ったたくさんの青春。「自分たちが最後そこに向かってやってきたので、本当に悔しかった。」「急に水ぶっかけられたような気持ちになりました。」「試合がなかったら頑張ってる意味あるのかなって。」…次々と学生たちが自分の気持ちを吐露していきます。
そんな彼らに対し、宇佐市は「決して他人事にはできない。」とメッセージを送ると共に、同市が不滅の69 連勝という記録を打ち立てた横綱「双葉山」の生まれた地であることを紹介。
さらに、全国 4 万社余りある八幡社の総本宮でパワースポットとしても注目を集める「宇佐神宮」があり、日本で唯一の「勝ちのまち」だということをPRします。
そして、宇佐市を上空から撮影した映像を映し、この暗い状況に戦いを挑む街、明るく思いやりのある街であることを、まずはビジュアルから視聴者に伝えます。
そして、「何も残らずに不完全燃焼したこの街に住む学生の皆さんへ。戦いや挑戦の舞台を準備します。」というキャンペーンの主旨を説明すると共に、「戦えなかったライバル。仲間と果たせなかった約束。できなかった恩返し。すべてを『仕方ない』の一言であきらめてほしくない。」と、学生たちの気持ちに寄り添うメッセージを送りました。
その間、映像では部活動を懸命に取り組む学生たちの様子が次々と映し出されていきます。そして最後には「『一勝を賭けた青春』を取り戻す。これが、『勝ちのまち』宇佐市の戦い方」と、同市の強いテーマを表明して終了しました。
宇佐市ならではの魅力と学生たちの現状を重ね、温かくも力強いメッセージを送っているこの事例。「#一勝に賭けた青春」とハッシュタグを広めることにより、宇佐市のみならず全国の学生たちに向けてエールを送る内容にもなっています。視聴者が学生たちの想いに感情移入すると共に、宇佐市のイメージアップにもつながっているPR動画のご紹介でした。
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