ABInBevが展開するビールブランド・バドワイザーは、若手アーティストたちを支援しつつ、さまざまな動画配信サービスで横行する楽曲の無断利用の撲滅を目指したブランディングキャンペーンを実施し、同ブランドが2020年に立ち上げた音楽レーベルBUDXRECORDSの所属アーティストに露出機会を提供しながら、著作権を取り巻く問題の深刻さを浮き彫りにしました。

 

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、多くのライブ配信者が各地で台頭し始めるなか、一部の配信者たちが動画のBGMとして許可なく既存の楽曲を利用してしまうケースも散見されます。

一方で、良質な楽曲を公開したとしても世間に知られていないため埋もれてしまうアーティストも大勢いるという2つの相反する課題に着目したバドワイザーは、多くの配信者が使用するコミュニケーションツール「Discord」上に、BUDXRECORDS所属アーティストの全楽曲(約1万5000曲)を著作権フリーで公開したのです。

これにより配信者にとっては自由に使える豊富なBGMが登場し、所属アーティストには自分たちの曲が広く使われる機会がやってくるという、まさに一石二鳥の大胆な企画は、配信者とアーティストの新たな関係を提案することに成功しました。

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