スポーツアパレルブランド大手のPumaは、若年層ユーザーに向けて自分らしく生きることの大切さを説いたブランディング動画を公開し、同社の女性向けスニーカーラインMayze Stackの訴求を行いつつ、コロナ禍を生きる若者が共感できるようなメッセージングで独自のポジショニングを狙いました。

冒頭、「誰かに見てほしい、と願わなくても誰かがあなたのことを見ていてくれる場所に行きたいと思ったことはない?」というナレーションではじまる動画は、それぞれが自分らしさ表現したファッションやダンスを行う女性たちが一堂に会するホームパーティーの様子を紹介しています。

「求めなくても勇気がもらえる場所。叫ばなくても誰かがあなたの声を聞いてくれる場所。目の前にマイクがあったとしても、皆が争うことなくあなただけを見ていてくれる場所」とナレーションは続き、カットごとに曲が変わると、さまざまな音楽を自由気ままに楽しむ女性たちが映し出されます。

「その場所は、今まさにあなたが立っている場所だよ」というフレーズで動画は幕を下ろし、今まで一人称視点だったカメラが実はMayze Stackを履いていた女性の目線だったことが明らかになります。商品ビジュアルをしっかりと見せつつ、そのブランドがどういう思想に基づいて生まれたのかを購買ターゲットと親和性の高いメッセージで描き切ることに成功したようです。

その他のブランディング事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=27
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

RSS情報:https://predge.jp/253786/