舞台となったのはLisbon Zooで、主役となったのはライオンやキリンなどの人気の動物ではなく、まさかの“アリ”。アリを観察した子どもたちが、どの程度アリの存在とその動きを視認できたのかを専門のメガネ技師たちが観察し、その結果によってまた別の構造をしたアリのインスタレーションへと案内されます。
この工程を繰り返すことで子どものおおまかな視力レベルを測定し、最終的にはメガネ技師たちによる無料視力検査を実施し、それぞれの子どもに合ったメガネをプレゼントをするまでが施策の流れになっています。
実施日にはクリスティアーノ・ロナウドの実の母親としても知られるDolores Averioが現場に登場し、親世代に向けて視力測定がいかに大切かについて語るという一幕も。小さな生き物だからこそどこまで見えているのかを知るための判断材料として最適なアリを主役にし、メガネ技師と動物園という異色のコラボレーションで話題性を作り上げることに成功したようです。