一般的には肉の代替品だと思われがちなベジタリアンの食品を主役にし、肉を代替品として扱うことでより馴染みのある食品になってほしいというメッセージを伝えています。
パーティー帰りの若者たちが千鳥足で歩くシーンで始まると、カチューシャを着けた主役と思われる女性が「本当にお腹が空いたから食べたいものを食べさせて」と友人に懇願します。お酒の席を楽しんだ仲良しグループの全員が、帰りにナゲットやハンバーガーといったジャンクフードを購入しおもむろに口へと運ぶ様子が……。
一見するとファストフードチェーンのCMかと思ってしまいそうな表現が随所に見られる動画ですが、終わりがけに「この動画の登場人物は誰1人として鶏肉を口にしていません」というフレーズが映し出され、それぞれが食べていたジャンクフードは実は植物由来の商品だったことが明かされます。
自社商品の特長が魅力的に映るであろう“夜の街”という場面を切り取り、若者たちの楽しい一幕を彩る存在として描くことで植物由来の食品がいま以上に一般的な存在になってほしいというブランドの願いが伺えます。