集中力と瞬発力を求められるゲーマーの多くは、癒しの場としてスローライフを体験できるゲームを息抜きとしてプレイする傾向があります。自分のペースでゆっくりと農業を疑似体験できるFarming Simulatorはそんなニーズを汲み取ることで世界中で2500万本売り上げた大ヒット作で、ライトユーザーからヘビーユーザーまでさまざまなタイプがプレイしています。
ハインツが行ったキャンペーンは、Farming Simulatorにおいてプレイヤーが栽培した野菜を、期間限定で設置された専用工場に持ち込むと“最も栽培量が多かった野菜”をベースにしたソースを現実世界のプレイヤーたちに届けるというもの。息抜きにやっているゲームでの活動が現実世界でリアルな商品として返ってくるという仕組みに、多くのインフルエンサーと一般プレイヤーたちが参加しました。
施策の告知も現実世界ではなく他ゲーム内に登場する架空の広告看板で行われ、バーチャルOOHとも呼ぶべき手法により、ターゲットであるゲーマーたちに直接アプローチしつつ、本来かかるはずの媒体費用を抑えることにも成功しました。