生体認証や画像解析サービスを展開するELEMENTS社から、生成AI事業への参入と、その第一弾としてファッションEC企業向けにEC商品画像の生成サービスのα版を提供開始するとの発表がありました。

今回提供開始する新サービスは、生成AIにより購入層に合わせたEC商品画像を自動で生成するサービスです。複雑なプロンプトを入力する必要なく、誰でも簡単に高度な生成AIが利用できる点が特徴となっています。これまで撮影コストの問題で販売促進が難しかった商品も手間なく訴求することができ、未着用のまま廃棄される商品の削減にも貢献できるものとしています。想定される利用シーンは、ECサイト内での活用として、ベースのコーディネートをもとにさまざまなパターンを生成AIで用意できることがあります。1枚の元画像をアップロードすることで、訴求したい商品ごとにコーディネート、背景、モデルの表情や年齢を変えるなど、商品の売れ行きに合わせて、再撮影の時間や費用をかけずに販売促進を図ることが可能です。

SNS広告やWebサイトなど各媒体の雰囲気やメルマガ読者層の年齢に合った画像を生成することができ、背景を変えて1週間コーディネートを展開するなどの活用も可能です。

ECサイト上でのスタイリングの提案は購買の決定に直接影響する大事な要素ですが、実際にすべての商品を撮影するコストは大きく、商品価格にものしかかってくるもの。そこを生成AIの活用によって解決し、さらには売れ行きのタイミングや時期に合わせたスタイリングの提案がしやすくなるというメリットもあります。ファッション業界での生成AIの導入はユーザーにとっても、ECサイトにとっても、メリットがわかりやすく導入の意義を感じさせます。自然な生成AIの登場と活用によるノウハウを、今後さらに活かしてどんな活用方法が生み出されるのかも期待したいところです。

その他のマーケティング事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=26
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

RSS情報:https://predge.jp/274954/