2020年秋の運行開始以来、多くの乗客に好評のJR呉線を走る観光列車「etSETOra(エトセトラ)」から、インバウンド専用列車ツアーが発売となりました。「etSETOra」の車窓から見える瀬戸内の多島美を楽しみながら、G7広島サミット開催で注目を集めた広島の食・文化をインバウンドの方々に感じてもらい、広島の魅力を世界に向けて発信していこうという取り組みです。

今回発売となったツアーは着物の着付けと髪型セットから始まり、NIPPONIAホテル竹原製塩町で昼食を楽しんだ後は、たけはら町並み保存地区を自由散策。移動する際に乗車する「etSETOra」の車内では、地域通訳案内士による広島や瀬戸内の紹介、国の伝統工芸品に指定される「熊野筆」の水書き体験や、酒造りの話を聞きながらの日本酒の試飲体験も用意されています。

おもしろいことに、日本人が気づかない日本の良さを海外の方が発見してくれて、それが逆輸入のように日本の魅力となることはよくあるケースです。クールジャパンと扱われる分野はますます広がりを見せています。さらに、それを後押ししているのがInstagramやYouTubeといったようなSNSでの拡散。いかに楽しそうに「盛る」ことができるかどうか、またそこでしかできない体験であるかがポイントなわけですが、意外やその「盛り」具合というのは難しいものです。

今回のツアーはインバウンド専用と謳われていますが、日本人にとっても体験価値のある内容がぎゅっと詰め込まれていて魅力的です。和装に、伝統建築物の町並みを散策、観光列車からの車窓と外国人観光客なら、どれも写真や動画に記録したくなる企画ばかり。熊野筆や日本酒体験を移動中の車内に盛り込むことで、さらに満足度を高めてくれます。観光列車のみならず、企画列車として移動しながらさまざまな体験が可能なツアーは、いろいろな角度から企画する余地がありそうです。

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