CMに登場するのは、母親の帰りを待たずして床につくアフリカンアメリカンの家庭。「お母さんきっと喜ぶよ!」と言いながら少女たちがヌテラをパンに塗り、寝室へと駆け上がります。翌朝帰宅した母親は医療従事者だということが判明し、朝の穏やかな家族の時間を映しながら動画は幕を下ろします。
一見しただけでは何の変哲もない商品CMに見えますが、“アフリカンアメリカンの家庭”に“医療従事者で働き盛りの母親”という設定が特徴となり、ヌテラがあらゆる人に向けて作られている商品だという理念を印象的に打ち出していることが伺えます。メッセージがシンプルなものであっても状況設定に工夫を加えることで、親しみやすく印象に残りやすい仕上がっています。