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縦動画流行の源流!? TikTokを活用したプロモーション事例15選まとめ
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縦動画流行の源流!? TikTokを活用したプロモーション事例15選まとめ

2024-05-28 08:30
    YouTubeやX(旧Twitter)も、従来は横型の動画が主流でしたが、InstagramやTikTok、さらにはYouTubeショートなど、Z世代が好んで視聴するSNSのベースがスマートフォンでも見やすい縦動画に移行しています。それに伴って、広告プロモーションの施策でも縦動画を取り入れたものが増加傾向にあります。

    今回は、そんな縦動画の源流ともいうべきTikTokをメインとしてプロモーション施策を実施した事例をまとめてみました。

    1. TikTok用の縦型動画で、阿佐ヶ谷姉妹が歌いながら激しく踊る「トイレクイックル」のWEBCM

    花王クイックルは、トイレ用お掃除シート「トイレクイックル」と「クイックルミニワイパー」の訴求として、お笑いコンビの阿佐ヶ谷姉妹を起用。TikTok用に作成された縦型動画で、阿佐ヶ谷姉妹が美声で歌い上げるオリジナルソング「トイレット・ロマンス」に合わせて、TikTok振付師えりなっちさんが振付したダンスを踊る、ポップなWEBCMを2022年に公開しました。

    若い世代に人気のTikTok用に作成された縦型動画と、TikTokで有名な「バズる」振り付けを生み出している話題の振付師えりなっちさんによるダンスを、「おばさんあるある」ネタなどが人気の阿佐ヶ谷姉妹が踊ることで、幅広い層へアプローチした本動画。

    阿佐ヶ谷姉妹が歌うオリジナルソング「トイレット・ロマンス」はTikTok上にて楽曲配信もあり、曲に合わせてユーザーがオリジナルダンスを投稿することもできる仕立てです。

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    2.ZAZYがどっと変わっちゃうファッションで魅せる「ドットエスティ」のTikTok動画

    「Play fashion!」をミッションに掲げる株式会社アダストリアは、公式WEBストア 「.st (ドットエスティ)」の公式TikTokにて、個性的なピンクのファッションで知られるお笑い芸人のZAZYを起用した「どっと変わっちゃえ ZAZY」篇を2022年に公開されました。

    本動画は、ZAZYが「ネオンZAZY」「ロックスターZAZY」「太陽の下のZAZY」「モードZAZY」「MC ZAZY」の5つのファッションに身を包みイメージチェンジします。

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    3.初のTikTok動画やユニークな新聞広告で本の魅力を紹介する、2022年「新潮文庫の100冊」フェア

    中高生、大学生など若い読者に向けて古今の名作傑作を100点選定し、7月~8月の2カ月間、全国の書店店頭で展開する(地域や書店により異なる)、1976年から続く夏のフェア「新潮文庫の100冊」がスタート。2022年もバラエティに富んだラインアップになっており、スペシャルな新聞広告やTikTok動画で本の魅力を紹介されました。

    開設されたTikTokアカウントでは、『こころ』『人間失格』などの名作から『許されようとは思いません』『ルビンの壺が割れた』などの話題作まで、16本のショート動画を7月1日から順次投稿しており、メインユーザーである中高生や大学生に向けて、新潮文庫のキャラクター「キュンタ」が本の面白さや魅力を伝えています。

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    4.「店頭で認知してもらえるようショート動画に」村上農園×エバラ食品の「豆苗なべしゃぶ」コラボTikTok動画について担当者に聞いた

    日本にブロッコリースプラウトや豆苗を普及させた野菜メーカー・村上農園は、エバラ食品と「豆苗」×「なべしゃぶ」のコラボ販促を9月からスタート。豆苗を具材になべしゃぶを楽しむポイントを紹介する動画をTikTokやYouTubeショートで配信、店頭では主流の横型電子POPではなくTikTok仕様に合わせた縦型電子POPを使用し、TikTok と店頭の両方で親しみあるショート動画を流すことで、より目に留まる売り場づくりを展開することで「豆苗なべしゃぶ」を訴求しています。

    若手社員自らがYouTuberとなり、おすすめレシピなど様々な情報を動画で発信する社内プロジェクト「村上農園ユーチューバー部」を2020年11月に発足し、コロナ禍で実施が難しい試食販売などに代わる施策として店頭POPでは動画を活用した販促企画を実施しています。

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    5.残り物のパスタに第2の人生を! フードロス問題に取り組むパスタメーカーのTikTok施策

    大手パスタメーカーのBarillaは、世界中でパスタが愛されているからこそ、世界各地で残り物のパスタが捨てられている課題を解決するため、TikTokを活用して残り物を新たなメニューに生まれ変わらせるデジタルレシピ施策「#SecondLifePasta(パスタの第2の人生)」を2022年に実施しました。

    TikTokを中心としたインフルエンサーたちも多く参加することで、フードロス問題そのものの撲滅を目指しつつ、メーカー側の“パスタをおいしく食べてほしい”という願いを2つ同時に叶えることに成功したようです。

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    6.MZ世代には「どう伝えるか」がポイント。ビアボールのWEB動画に、総フォロワー数約5,200万の人気TikTokクリエイター6名が登場

    サントリーは、炭酸水でつくる自由なビール「ビアボール」の発売を記念し、人気TikTokクリエイター6名をアンバサダーに起用して「ビアボーラーズ」と命名。新WEB動画「ビアボーラーズ大集合」篇を2022年に作成すると同時に、サントリー公式TikTokアカウントで、「ビアボーラーズ」それぞれの「ビアボール」の楽しみ方を順次披露しました。

    多様性が尊重される時代だからこそ、「もっと気軽に自分らしく自由にたのしめるビールもあっていいんじゃないか」という想いから、炭酸水でつくる自由なビールとして生まれた「ビアボール」。個性豊かな人気TikTokクリエイター6名を起用することにより多様性を表現し、またカルチャーの発生源となる場である“TikTok”を活用した新しい試みで、「何を伝えるか」ではなく「どう伝えるか」をポイントに、ターゲットであるMZ世代へ訴求する施策となりました。

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    7.TikTokドラマ・サントリー「限界ちゃんの#ていねいな暮らし」のCDに、企画について聞いた

    2022年サントリーは、女優・歌手として活躍する鈴木愛理さんが主演を務め、仕事終わりのハイボール「しごおわハイ」を提案する、約100秒のTikTokドラマ「限界ちゃんの#ていねいな暮らし」を、ドラマ公式TikTokアカウントおよびサントリー公式SNSアカウントで公開しました。

    リモートワークのオンライン会議を終えた、鈴木愛理さん演じる「限界ちゃん」は、毎日忙しく働く中で、「私は誰かの役に立てているのか」と悩みます。「いや、立っている」と思い立った「限界ちゃん」は、ふるさと納税の返礼品である餃子を取りに冷蔵庫へと向かい、 餃子にスライスチーズのお布団をかけて、今日も仕事終わりを楽しみます。

    コメント欄には、「結局ハイボールと鈴木愛理が最高だ」「鈴木愛理ちゃん可愛すぎて初めてTikTokの広告飛ばさなかった(笑)」という絶賛の言葉が並びました。

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    8.先輩・長州力が後輩・武藤敬司にTikTokを再びレクチャー! 幅広い世代にウケる仲良しコンビのWebCM

    TikTokは、2022年12月に長州力さんと武藤敬司さんを起用したWebCM「Enjoy! TikTok! コメントマネジメントの巻」「Enjoy! TikTok! プライバシー設定の巻」をTikTok Japan公式YouTubeチャンネルにて2本同時に公開しました。

    長州さんと武藤さんは、プロレスラーとしての経歴にとどまらず、最近では動画プラットフォームやSNSなど新しいジャンルでの活躍も注目されており、既にTikTokのアカウントを開設している長州さんはフォロワー約15万人と、現役時代を知らない若い層からも支持を得ています。

    そんな2人は、さまざまなジャンルの動画を気軽に見られるショートムービープラットフォームとして幅広い世代から楽しまれているTikTokのイメージに合致。そこで、YouTubeでは合計1,700万回再生(2022年12月1日時点)を超えた前作「フィードのカスタム篇」「スクリーンタイム篇」に引き続き、今回の起用が決定したものです。

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    9. TikTokハッシュタグチャレンジの優秀者に優里が楽曲提供、デビューの可能性も!? Red Bull Jukebox 2023

    レッドブル・ジャパンは、曲やアレンジ、ステージ演出まで、ファンが投票で選び、人気アーティストのステージをみんなで創り上げる音楽ライブ「Red Bull Jukebox」を2023年3月5日に幕張メッセで開催します。

    今回このライブに登場するのは、あらゆる楽曲を自分の世界観で歌いこなすシンガーソングライターの優里さん。イベントサイトではさまざまな事前投票が行われているほか、TikTokと「Red Bull Jukebox 2023」の特別企画として、TikTokでのハッシュタグチャレンジ「#優里から翼をさずかるチャレンジ」を1月10日より実施しました。

    好きなアーティストに歌ってもらいたい曲や演出をファンが選べる、レッドブルの夢のような音楽ライブに、また新たな楽しみが追加された「Red Bull Jukebox」は、ライブ当日までどんどん盛り上がっていくファン参加型のユニークな企画です。

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    10.“本命”より“推し”を重視! 明治のTikTok「#推しチョコバレンタイン」ハッシュタグチャレンジ

    明治がZ世代(15歳~26歳)の女性を対象に実施したバレンタインの意識調査によると、「本命」にチョコを贈る人数は昨年とほぼ変化がなかったものの、アイドルなどの「推し」や友人などの「義理」にバレンタインを贈る人は昨年より約10%増え、「推し」にバレンタインチョコを渡す活動「推しチョコバレンタイン」の方法も、「推し色のチョコを買う」「推しと一緒にチョコを撮影してSNSに投稿する」などの結果となり、「贈る相手」や「楽しみ方」も多様化していることが明らかになりました。

    そんな、楽しみ方が多様化したバレンタインに明治のチョコでもっと楽しんでもらうために、TikTokでは「#推しチョコバレンタイン」ハッシュタグチャレンジを実施しました。参加方法は、明治のチョコを持ってTikTokを撮影し、推しへのメッセージを自由に伝え、ハッシュタグ「#推しチョコバレンタイン」をつけて投稿するというもの。

    また、2月11日と12日の2日間、渋谷のMIYASHITA PARK屋上にて「TikTok | meiji #推しチョコバレンタインイベント」を開催。会場では“推し色”などが選べるイベント限定フレームを使った「推しに想いを伝える特別ムービー」が撮影できるスペシャルブースが設置されました。ブース内で動画を撮影すると数量限定で「明治ミルクチョコレート」がプレゼント。さらに、撮った動画でTikTokの「#推しチョコバレンタイン」ハッシュタグチャレンジに参加すると、もれなくオリジナルのステッカーもプレゼントされました。

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    11.人気TikTokクリエイター受賞で、地域PRもショート動画の時代へ

    2023年6月、ショートフィルムを通じた神戸の魅力発信のため、人気のTikTokクリエイター「ばりやわとんこつ」が、神戸の魅力を伝えるオリジナル動画を制作し、公開しました。

    2023年1月に実施された、TikTok主催の縦型短編映画・ドラマクリエイターを応援する「#ショートフィルム」第3期において、TikTokクリエイター「ばりやわとんこつ」が神戸賞を受賞した際に副賞が授与されました。副賞は神戸フィルムオフィスの撮影サポートのもと、神戸市内で神戸の魅力を伝えるショートフィルムを制作する権利であったため、その流れで今回の動画制作を実施することに。

    そこには、若年層やまだ神戸を訪れたことのない層をターゲットに神戸の魅力発信し、インバウンドなども含めて神戸経済の活性化につなげたいという背景があります。そこで、撮影には神戸市内のロケ地紹介や撮影に関連した各種手続きをワンストップでサポートする神戸フィルムオフィス(一般財団法人 神戸観光局)がサポート。六甲山、有馬温泉、神戸高校等を舞台として、オリジナル動画が制作されました。

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    12.「バイトル」CM連動TikTokキャンペーン「#はないちもんめチャレンジ」受賞作品がついに発表

    2023年バイトルCMと連動して企画されたTikTokキャンペーン「#はないちもんめチャレンジ」は、「バイトル」CMで乃木坂46が披露する「はないちもんめ」のオリジナルダンスに挑戦してTikTok上で動画を投稿するコンテスト企画。多数のエントリーの中から受賞4作品が、ついに決定しました。

    「#はないちもんめチャレンジ」受賞作品は、「最優秀賞」「ベストバズ賞」「ベストダンス賞」「友情賞」の4作品。

    受賞者には賞金のほかに、広告出演権やプロダンスチームによる個別レッスン、乃木坂46 出演番組収録への観覧招待といった副賞が用意されており、キャンペーン以後の広がりも感じさせます。

    既存のCM映像を起点に若者のユーザー数が多いTikTokを使って、届けたいユーザー層へ浸透を目指す施策。それぞれの特性を生かした合わせ技として、今後もいろいろなアプローチが生まれる余地がありそうな施策がありました。

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    13.メタバース×TikTok×クリエイターが古都京都を切り取ると、新しい魅力が見えてきた

    2023年、一般社団法人渋谷未来デザイン、大日本印刷(DNP)、京都市は、TikTok(ティックトック)とともに、京都の魅力発信拠点であるメタバース空間「京都館PLUS X」とTikTokを連動させたプロモーションを実施しています。

    今回の企画では、TikTokで大人気の映像クリエイター「ぞのさんっ」が制作した、京都市の観光名所を舞台にしたショート動画をメタバース空間とTikTokそれぞれで公開し、相互送客を図ります。

    京都というと観光資源都市として、十分な認知とイメージブランディングができていると思われますが、いっぽうでステロタイプなイメージが先行している部分もあるかと思います。そこにZ世代から強力な支持を集めるコミュニケーション手段を用いて、新たな魅力をつくり出そうという施策。古都からサイバーシティへのイメージ転換という発想がおもしろい取り組みがありました。

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    14. TikTokドラマとクーポンで”知る”+”試す”を実現する大塚製薬の二本立て戦略

    大塚製薬のファイブミニは、俳優の横田真悠さんが主演するTikTokお仕事ドラマ「社会人センイ向上大作戦」の第1話を、2023年8月ファイブミニ公式TikTokアカウントにて配信開始しました。また、ファイブミニ公式Twitterアカウントでは、抽選で5万人にファミリーマート限定で使えるファイブミニ無料引換クーポンが当たるキャンペーンを実施。

    全3話のTikTokドラマを公式アカウントで公開し、さらにファミリーマート限定の無料引換クーポンを配布するという二本立てとなっている、今回のキャンペーン企画。テンポよく楽しめる短尺のTikTokドラマは、テレビ離れが進む若い世代へのアプローチとして最適かもしれません。コメントやいいねといった反響もダイレクトに返ってきます。さらに、そこへ無料引換クーポンを配布することで、“知る”+ “試す”ができる施策となりました。

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    15. AIクールポコ。とTikTok上で会話を楽しめる「男は黙って、72時間餅つき!」

    KDDI、沖縄セルラーが提供するオンライン専用料金プラン「povo2.0」は、2023年12月26日(火)から12月29日(木)にかけて、「AIクールポコ。」による72時間耐久餅つき配信「男は黙って、72時間餅つき!」を配信しました。

    これは、2024年以降のpovo2.0とクールポコ。の更なる飛躍と躍進を願うとともに、年末年始にありがちな“ギガ不足”から人々を救う「povo2.0に新規ご加入で3日間データ使い放題もらえるキャンペーン」にからめて企画されたものです。

    12月26日(火)には、本配信の幕開けを盛り上げるため、クールポコ。の二人と、新たに誕生したAIクールポコ。をゲストに迎えて「男は黙って、72時間餅つき!開幕式」が開催されました。​

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    TikTokを活用したプロモーション事例15選まとめ

    TikTokの特性を活かして、アイデア施策をというチャレンジングな企画が目白押しでした。まだまだ、これから活用の道を切り拓いていく動画プラットフォームとして、今後の利活用の展開に期待が高まっています。

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