今、インテリアの素材として「段ボール」が注目されているのをご存じでしょうか? 耐久力の心配は、通常の段ボールとは異なる「強化段ボール」を使うことで解消。軽いので女性や高齢者でも簡単に動かすことができます。また天然素材を使い体や環境にもやさしいとあって、一般家庭から災害時の仮設住宅まで、様々なシーンで活用されはじめています。
とはいえデザインの点では、日本製はシンプルで実用的なものがメイン。せっかくの加工しやすい素材、もう少しひねりの効いたものがあるといいな......と探していたところ、イタリアの家具ブランド「Kubedesign」で見つけました。
イタリア発"段ボール界のパイオニア"がつくる、新しいインテリア
「Kubedesign」は"段ボール界のパイオニア"を目指し、丈夫でデザイン性に優れたインテリアにこだわって制作しているのだとか。
快適な座り心地にこだわったアームチェア「クロリンダ」。硬質カバーと防水フィルムで覆われているので、耐久性もばっちりです。
マガジンラック機能がついた小さなテーブル。
古代ギリシャの建築様式「ドーリア式」の柱を模したテーブルとナイトスタンド。
200キロ以上の重さに耐えられるのに、とても軽い椅子「エレット」。
積み重ねられる「ダマリス」(写真左)や、間仕切りとして使える「アルテミシア」(写真右)など、本棚シリーズも素敵! 読書好きを誘惑するデザインです。
ぶつかっても安全! 子どもがいる家庭にぴったり
元気いっぱいの子どもが走り回るようになると、急に「家具の角」が気になってきませんか? 肌あたりが柔らかく、ぶつかっても怪我をしにくい段ボール家具は、子どもがいる家庭にもおすすめです。
家の形をしたワークステーション「アキラ」は、子どもが喜びそうなデザイン。
イタズラそうな顔つきのこちらは、マガジンラックやパーティションとして使える「ブンゾー&イズモ」。なぜか日本的なネーミングなのが気になります。
家具の多くは7色前後のカラーバリエーションが用意されています。「Kubedesign」社のサイトでは、各作品の紹介ページからカタログをダウンロードできますので、チェックしてみて下さいね。
photo by design milk
(文/田邉愛理)