富士急ハイランド新施設のプレスプレビューに参加して、その魅力を取材した。
冒頭に、富士急行宣伝部の青柳舞さんから、「高飛車以来5年ぶりの絶叫マシンですから期待してください!」と自信たっぷりのコメントを頂いた。
前回の芝桜取材のときは1枚5000円と法外な撮影料を吹っ掛けられたが、今回はさらに値上がりして7000円になっていた。
ちなみに、後に登場する企画部の椎名望さんは「彼女は富士急のフリー素材です!」と言っていた。
芸達者でお茶目な富士急社員のエピソードは参考記事をご覧いただきたい。
※参考記事
富士山ビュー特急に乗って芝桜を見に行こう!
http://getnews.jp/archives/1453517 [リンク]
という感じで、のっけからぶっ飛んだ取材でスタート。
記事中には特に許可を受けて収録した動画もあるので、こうご期待。
紹介したすべての新施設は7月16日にオープンする。
大勢の報道関係者を前に、社長が毎回、新施設の説明をするのだが、一番ぶっ飛んでいたのはこの社長かもしれない。
涼しい顔をしてとんでもないことを突如として言い出すのだから、報道関係者は場所柄もわきまえずに爆笑することしきり。
今回の目玉である絶叫マシンテンテコマイの紹介で、「私は横回転が嫌いなんです。ですから、導入を悔やんでいます。来年は自分の好みを主張したいと思います。私は縦回転が好きなんです!」と、作っておきながら悔しさをにじませていた。しかも記者会見のような神妙な顔をして言ってのける。これが富士急の楽しいところだ。
さて、5年前に登場した絶叫マシン高飛車の写真。
この写真は縦横を間違えているのではない。この写真で正当だ。
高飛車は夏バージョンとして乗っているとびしょぬれになる、その名も飛車飛車(びしゃびしゃ)に変わる。
安直なネーミングが多いのも富士急の特徴だが、目の前で見ていると高飛車やテンテコマイという名前が言いえて妙なのが不思議だ。
■高飛車
https://youtu.be/WZlCY3Zd4Hg
件のテンテコマイ。
社長が悔やんだ横回転型のマシンなのだが、何もしなければただの空中メリーゴーラウンド。
自分で翼を操作して横振れを大きくしていくと、そのうち回転し始める。
まさに恐怖との戦いだが、自分で操作しなければ、ただのヘタレで終わってしまう。
搭乗した女性記者に聞いてみると、「怖いというよりも、回らなかったのが悔しくて…。回転するまで乗り続けなければならない中毒型マシンですね」と答えてくれた。
この夏から富士急ハイランドではアンティ・アンズが開業する。
プレッツェルを販売する同社では、富士急ハイランドオリジナルメニューも設定している。
プレッツェルがわからない方は、参考記事をご覧いただきたい。
※参考記事
プレッツェル それは西洋風ふりかけご飯だった? 『アンティ・アンズ』創業祭キャンペーン
http://getnews.jp/archives/1224958 [リンク]
「Q」の文字をかたどった富士急ハイランド店オリジナルのQプレッツェルは、メープルフレークをつけて焼いたものにバニラシュガーをトッピングしたという、女子にはたまらないスイーツ感覚のものだ。
男性にお勧めしたいのはこれ。
チーズドッグは中に入った1本のパリッとしたソーセージがボリュームたっぷりで、遊び疲れた体力を回復してくれそう。
小さいプレッツェルドッグが入ったものは、小さいながらも数が入っているので、こちらもボリューム満点。
プレッツェルサンドBLTは、バンズがパンではなくプレッツェルなので、香ばしく固めのものをパリパリと食べる新感覚のサンド。
アミューズメントパークでは初出店という同社では、手ごろな値段でさっと食べられるので、遊ぶ時間を何よりも大切にしたいこういう場所ならではの選択といえよう。
富士急ハイランドの外。
入場する前のスペースには、従来お土産物屋、飲食店等が主要な店舗だった。だいたいどこの施設でもそうだろう
ここでは、様々なモノづくりを体験し、思い出ごと持って帰ることができるワークショップリサとガスパールのアトリエを開店した。
記者が体験したのはアロマスプレーづくり。
エタノールと精製水を入れたビーカーが出され、本当に一からオリジナルを作っていく。
13種類のアロマオイルから、好みのものを選び10滴だけ「調合」する。
1種10滴でもいいし、10種1滴ずつでもよい。組み合わせは自由。
これはもう、においをかいでイメージするしかない。
写真左は同店の黒岩亜希さん、右は同店を企画した富士急行の椎名望さん。
エタノールにオイルを投入したら、精製水を注いで”かくはん”する。
理科の実験みたいで楽しい。ビーカーもガラス棒も本格的だ。
できたものを、ガラス瓶に移す。
椎名さんは「樹脂製では安っぽいですし、どうせ作ってもらうなら本格的なものをお持ち帰りいただきたいと思いまして」と語ってくれた。
瓶には日付を書いてオリジナルのステッカーを張り付ける。
1週間は直接肌につけても構わないそうだが、それを過ぎると布や空気中に噴霧してほしいとのこと。
さて、記者のアロマスプレーはどうだったのか。
黒岩さん「ミントすごいですね。さわやかな香りです!」
椎名さん「すっきりした香りですね。頭がリフレッシュされそうです。椎名認定しておきます!」
と、おおむね好評だったので、配合割合を紹介しておく。同店には困った場合に参考になるレシピも準備してあるが、椎名認定記者オリジナルも参考にしていただきたい。
記者オリジナルレシピ
ペパーミント 4滴
レモン 3滴
グレープルーツ 1滴
オレンジスイート 1滴
ベルガモット 1滴
最後に、富士飛行社という施設を紹介しよう。
従来からあるので、ご存知の方も多いと思うが、今回リニューアルされた富士飛行社は映像を撮りなおし、4Kから6Kにパワーアップ。
半球状のスクリーンに座席がせり出し、左右はほぼ180度、上はもちろんの足の下までダイナミックな映像が広がる。
これは、感動しかしなかった。
絶叫ではないが感動の渦で場内は「わ~、お~、すげ~」と、キャーやギャーではない感嘆が漏れる記者一押しの施設だ。
航空機の翼に乗っているという設定だが、ドローンに乗っているような感覚で、リアルな風は吹くし、本当に雨は降るし、花のにおいまでするという実体験感動施設だ。
撮影は禁止されているが、今回は特別に富士急の許可を得て収録したものをおよそ4分に編集してHD動画でお伝えする。
スマホをテープで手にぐるぐる巻きにされて体を張って撮影したものだ。
■富士飛行社
https://youtu.be/RK9c6Ab6PFY
この夏は楽しさと夢いっぱいの富士急ハイランドで思い出を作ってみてはいかがだろうか。
※写真・動画はすべて記者撮影・収録
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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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