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コラボTシャツ発売記念! 「人間椅子」ナカジマノブ×「ハードコアチョコレート」MUNE “対談”インタビュー
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コラボTシャツ発売記念! 「人間椅子」ナカジマノブ×「ハードコアチョコレート」MUNE “対談”インタビュー

2016-11-04 21:30
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    現在ワンマンツアー「地獄の季節」で全国でファンを熱狂させているロックバンド『人間椅子』。物販にて新作Tシャツが販売中です。

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    そのTシャツとはこちら! 漢字表記でおなじみの人間椅子がローマ字表記となった「NINGENISU」ロゴ、デカデカとプリントされた3名の顔、ギター・ベース・銅鑼! 着るだけで、人間椅子の楽曲が耳に轟いてくる様なデザインとなっています。

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    こちらのTシャツを制作したのは、ホラー・カルト映画や往年の名作映画、プロレスからアニメまで、様々なジャンルを自らのブランドカラーに染め上げるアパレルブランド「ハードコアチョコレート」(通称:コアチョコ)。ライブ会場で購入出来る「レッド」とコアチョコ限定カラーの「パープル」という2色展開となっています。

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    今回、この世紀のサブカルコラボを記念し、人間椅子のドラム・ナカジマノブ氏と、ハードコアチョコレート創業者であり全てのTシャツデザインを手掛けているMUNE氏の対談が実現! Tシャツデザイン秘話から“イカ天”話、好きな酒と肴の話まで、ここでしか読めない貴重なエピソード満載です。

    人間椅子×コアチョコ! 世紀のコラボのきっかけは?

    ―まずお聞きしたいのが、今回人間椅子のTシャツをハードコアチョコレートで出す事になったきっかけです。

    ナカジマノブ:これまで人間椅子のTシャツって、“ど・メタル”と言いましょうか、ロック全開なデザインが多かったんだけど、新しいイメージというか、今までに無いデザインのものも出したいねと皆で話していたんです。それで、ハードコアチョコレートってすごく尖ったデザインばかり出しているし、俺は大ファンの「日野日出志」Tシャツが出ているので特に好きで、お願いする事に。

    MUNE:僕今43歳なんで、バンドブーム直撃世代として人間椅子はもちろん知っていましたし、「お、ついに来たか」という感じでした。人間椅子はカラーもしっかりしていてデザインも楽しく出来そうだなと。

    ―デザインする上で難しかった点ってありますか?

    MUNE:デザインに取りかかるまでがちょっと時間かかりましたね。僕、いつもイメージをかためてからバーッと一気にとりかかるんですけど、人間椅子のライブ映像とかをたくさん観て、このデザインで行こう! と固まるまで色々考えて。ライブも観させてもらって、ファンの皆さんが着ているデザインをチェックして「こういうのが人気あるんだな」ってリサーチしたり。

    ナカジマノブ:ライブ、名古屋まで来てくださったんですよね、ありがとうございます!

    MUNE:ライブ拝見して「本当に音楽好きが集まってやっているライブ」だなと感動したんですよ。ライブに行く前は、僕がメタルとかハードロックに明るく無いというのもあって終始暴れているイメージがあって。でも、テルミンを演奏に取り入れたり、MCが和やかだったりして。やっぱライブ観させてもらって良かったですね。映画のTシャツ作る時は何度も映画観るし、漫画のTシャツ作る時は何度も読むし、ライブ観ないとダメですね。

    ナカジマノブ:人間椅子3人でいつもCDジャケットとかグッズとかデザインについて話すんですけど、それぞれこだわりが強いから意見が割れたり、納得いかないメンバーが出て来てボツになったり、というのが結構あるんだけど、このTシャツのデザインについては皆すぐ「いいね!」ってなったので。良いコラボが出来て嬉しいです。ただ一つ不満なのが、オフィシャルのレッドより、コアチョコ限定のパープルの方が、俺の周りでは人気なこと(笑)。

    MUNE:(笑)。人間椅子といえば紫かなって、このカラーリングはすぐ決まったんですよ。でもライブだと赤の方が映えるかもしれないですね。

    ナカジマノブ:ライブでは赤、普段では紫、みたいに使い分けてくれると。このTシャツコラボが発表になった時、和嶋君の「自分達ではまず選ばない写真が使ってある」というコメントが出たんですけど、本当にそうで、よくこれを選んだな! というのが新鮮で。ローマ字のロゴもね、カッコいいし、楽器の並びが何より最高で。俺達自身がすごく気に入っているからファンの皆さんにもたくさん着て欲しいっス!

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    ノブさん着用の日野日出志『地獄の子守唄』Tシャツ。大の日野日出志ファンであるノブさんは、『蔵六の奇病』『毒虫小僧』と3種類をコンプリート!

    東京生まれバンド育ち! ノブさん&MUNEさんの青春トーク

    ナカジマノブ:さっき少し話に出て来たけど、43歳だとイカ天どんぴしゃなんだね。

    MUNE:そうですね。毎週イカ天見て、次の日ホコ天行って……って青春でしたね。

    ナカジマノブ:あれ、生まれはどこですか?

    MUNE:僕、墨田区の曳舟あたりです。

    ナカジマノブ:良いとこですね! 俺は高円寺出身なんですけど、曳舟のあたりも高円寺も、雰囲気は違うけど“下町”で。

    (ここから、インタビューに掲載出来ない1980年代東京マッドマックス的トークがしばし)

    ―お2人は東京生まれ・東京育ちという事で、当時は東京と地方でカルチャー差みたいなものがあったのでは無いですか?

    ナカジマノブ:俺はこの間50歳になったばかりなんで、MUNEさんとはちょっと世代は違うけど、音楽に関しては地方と東京の差ってありましたよね。今みたいにインターネットが無いから、皆雑誌や「ハードロック専門ダイヤル」っていう所に電話をかけて情報を得る、とかそんな時代ですよね。雑誌も半月遅れで発売されたり。でもその分、好きなジャンルを徹底的に好きになる濃さがあったり。東京とか大阪はやっぱり他に誘惑があるからね。

    MUNE:買ったCD何回も何回も聴いたり、東京に来た時にドサッとレコード買ったり、そういう濃さと熱量は地方の人のが強いっていう話もありますよね。

    ―お2人が自分で初めて買ったレコード・CDって何ですか?

    ナカジマノブ:俺が初めて自分で欲しいと思って買ったのは『およげたいやきくん』。

    MUNE:僕はマッチの『スニーカーぶる〜す』。

    ―では初めて行ったライブは?

    ナカジマノブ:親と一緒に行ったけど、自分で行きたいと言ったのは泉ピン子さんの歌謡ショー。よみうりランドに遊びに行っていて、告知を見ておふくろと親父にお願いして、弟2人と一緒に観た。その後、中学生になって『フリクション』のライブが観たくて観たくて新宿ロフトに行って、でも入り方とかも分からないし恐いしで、入り口の前ウロウロしてたら、「坊主どうした?」って声をかけてもらってライブに入れてもらったんですよ! めちゃくちゃ感動しましたね。

    MUNE:すごい! その人優しいしカッコイイですね。僕はライブというか、正確には“ミサ”なんですけど、中学生の時に東京厚生年金会館で観た『聖飢魔Ⅱ』。幼なじみがファンクラブ入ってて、一緒にチケットとってもらって。

    ―お2人共青春に音楽は欠かせないというか、直結しているんですね。

    MUNE:25歳の頃にコアチョコをはじめたのも、昔ってバンドTシャツとか凝ってデザインしている人あまりいなかったんで始めたのもあるんです。デザインして作ってフライヤーをライブハウス近くで配って。『ロリータ18号』が好きでTシャツ作って、ライブハウス前で本人に渡したらステージで着てくれて、その後注文がたくさん来て。

    ナカジマノブ:ロリータ18号! 僕昔、エナちゃん(エナポゥ)と『PONI-CAMP』ってバンドやってたんですよ。

    MUNE:うわ〜つながるなあ(笑)。

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    好きな酒、好きなツマミ……酒場トークに花が咲く!

    ―今日こうしてお話を聞いてるのが、MUNEさんがマスターを務める『BARバレンタイン』という“酒場”という事で、お酒についてのお話も伺います。お2人はよくお酒を呑まれるんですよね。

    ナカジマノブ:ビールが多いですけど、ウォッカとかジン以外は何でも飲みますね! 日本酒は好きなんですけど美味しくて飲みすぎるとダメになってしまうので(笑)。

    MUNE:僕はビールがちょっと苦手なんですけど、焼酎日本酒、何でも。でも日本酒はやっぱりよからぬ方向に行く事もあるので、焼酎が多いですね。

    ―では一番好きなツマミは?

    ナカジマノブ:俺は焼肉ですね! 肉さえあれば、いくらでも酒呑める。

    MUNE:僕はポテトサラダですね。ソースかけて。それこそ近い将来に大衆酒場をやりたいんですよ。ポテトサラダ出す様な。僕、元板前なので料理したいんですよね。でもここ(BARバレンタイン)はバーなので、お酒中心の場所なんで。

    ナカジマノブ:いいな〜渋い。実現したら絶対行きます!

    MUNE:今有り難い事に色々好きな作品のTシャツ作らせてもらってるんで、50歳になるまではこのままたくさんTシャツとかグッズをどんどん作って、酒場はそこから実現したいですね。日野日出志もまだ3枚しか作れてないし。

    ナカジマノブ:どんどん作ってください! 全部買いますよ!

    MUNE:『まだらの卵』とか『胎児異変わたしの赤ちゃん』とか。でもあんまりひどいデザインにするといつか誰かに怒られそうなんですけどね(笑)。『毒虫小僧』のバックプリントとかも、今の時代色々うるさそうじゃないですか。

    ナカジマノブ:いや〜、めちゃめちゃ格好良いッスけどね! 日野日出志ももちろん、『水曜スペシャル・川口浩探検隊』のTシャツとか、MUNEさんに作ってもらいたいものたくさんあるなあ(笑)。

    ―MUNEさんの「50歳まではこのまま好きなTシャツたくさん作りたい」というお話が出ましたが、ノブさんは60歳になるまでにやりたい事・目標ってありますか?

    ナカジマノブ:人間椅子としては海外公演、海外ライブやりたいですね。あと俺としては60歳になっても70歳になっても「元気でうるさいジジイだな!」って言われていたい。今回こうしてコアチョコとコラボしてカッコイイ、新しい人間椅子のTシャツも作れたし、自分達の音楽は続けつつ、楽しい事にはどんどん挑戦していきたいですね。

    ―今日は本当に楽しいお話をありがとうございました!

    【人間椅子×ハードコアチョコレート Tシャツ発売中!】
    1.オフィシャルTシャツ Tシャツカラー:ブラック/プリントカラー:レッド、ホワイト
    2.コアチョコ限定カラーTシャツ Tシャツカラー:ブラック/プリントカラー:パープル、ホワイト
    定価:4100円(税込) 素材:綿:100パーセント
    サイズ(6バリエーション)/
    160:着丈62cm×身幅46cm  S:着丈65cm×身幅49cm  M:着丈69cm×身幅52cm
    L:着丈73cm×身幅55c  XL:着丈77cm×身幅58cm  XXL:着丈81cm×身幅63cm

    【人間椅子 秋のワンマンツアー「地獄の季節」】
    11月5日(土)高松 Olive Hall  11月7日(月)名古屋 Electric Lady Land
    11月8日(火)京都 KYOTO MUSE  11月10日(木)大阪 umeda AKASO
    11月13日(日)青森 Quarter  11月15日(火)札幌 cube garden
    11月17日(木)盛岡 CLUB CHANGE WAVE  11月19日(土)渋谷 TSUTAYA O-EAST

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    今回のインタビューを行った、『BAR VALENTINE – バレンタイン-』はMUNE氏がマスターを務めるバー。映画とプロレスを中心にDVD、ポスター、フィギュアが所狭しと並べられた店内は、ノブさんも「友達の部屋に来たみたい!」とワクワク。チャージ1,000円(選べる1ドリンク&おつまみ付き)に、ビールやサワー450円からとリーズナブルな価格帯なのも魅力的。MUNE氏とはもちろん、他のお客さん達とサブカルトークで盛り上がる楽しい時間は一度訪れたらハマる事必至です。

    『BAR VALENTINE – バレンタイン-』
    場所: 〒164-0003 東京都中野区 東中野4-2-1 帆刈ビル3F
    営業時間:20:00〜(翌)2:00
    定休日:月曜日

    ハードコアチョコレート
    http://core-choco.shop-pro.jp [リンク]

    BAR VALENTINE – バレンタイン-
    http://bar-valentine.jugem.jp [リンク]

    RSSブログ情報:http://getnews.jp/archives/1549055
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