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フリマアプリ『メルカリ』で現金が多数出品されているという情報が『Twitter』で流れて話題となり、トラブル防止のため2017年4月22日に現行紙幣の出品が禁止されました。現金が出品されていた理由としては、クレジットカード決済による現金化や、生活保護受給者がアプリ内の売上金でモノを買って「物々交換」をするためといった指摘がなされていました。


現金が売れてる…???
しかも4万円に7000円以上色付けて…????? pic.twitter.com/vjANCWg5A0

— 元鈴木さん (@Motosuzukisan) 2017年4月22日

メルカリによると、記念硬貨など希少価値の高い硬貨・紙幣の取引はもともと可能で、2000円札や円の位置がずれた五円玉を出品したいというユーザーの希望があり、2017年2月14日から現行通貨の出品が可能になっていました。その後、前述のようなメルカリ側が想定していなかった現金を額面以上で販売するというケースが増え、マネー・ロンダリングを目的とした行為に繋がる恐れがあるために禁止に至ったといいます。今後は24時間体制で監視ツール及びカスタマーサポートメンバーによる目視により禁止出品物の監視。該当する出品があった際は順次削除対応をとるとしています。

一方、今回の現行紙幣出品禁止が発表になった以後から『SUICA』『ICOCA』などの交通系ICカードの出品が目立つようになっています。これについても、メルカリは「監視を強化し、チャージ済み交通系ICカードやパチンコの景品などマネーロンダリングにつながる可能性のあるものは、順次削除対応していきます」としています。

さまざまなモノが出品されるようになり、想定されないような市場へとなりつつあるメルカリ。運営側が「マネー・ロンダリング」と線引きするのはどこになるのか、対応が注目されます。

メルカリ(公式サイト)
https://www.mercari.com/jp/ [リンク]

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