レース参戦や改造車販売で知られるニスモが『YouTube』にアップした動画の一場面に、スピード違反をしているのではないかという疑惑が持ち上がっている。
疑惑の動画は、『Nismo Channel』が3月18日にアップしたもの。GT-Rオーナーズクラブの協力で、首都高を疾走する歴代『GT-R』の勇姿を撮影したものだ。
横にパトカーがいるのに急発進するという何やら挑発的な雰囲気で始まるこの動画は、深夜3時頃の東京で撮影されたようだ。新宿・渋谷のネオンやライトアップされたレインボーブリッジが美しい。
問題の個所は、この動画の1分16秒あたり。解像度が低いためはっきりとは確認できないが、コンビメーターは240km/h・5速・7000回転を指しているように見える。でも、自動車メーカーの公式チャンネルが違法行為を推奨するような動画をアップするわけないし、説明文にも「合法的に撮影した」と書かれているし……。
そこでもう一度、その前後も含めてよく見てみると、他に1台も車が走っていなかったり、ライティングに少し不自然な感じがすることなどから、この部分だけは『グランツーリスモ6』のドライバー視点画面を挿入したものと思われる。これは実写と見紛うゲーム画面の美しさを褒めるべきか。
ただ、その他の実写場面でも、相対速度で見るとずいぶんスピードを出しているように見えるのは間違いない。また、シートベルトを外して半身を乗り出した格好で撮影していたり、急な車線変更を繰り返していたり、黄色線の道で追い越しをかけていたりと、いろいろ問題の多そうな動画ではある。
そもそも、深夜の首都高で『GT-R』を乗り回している走り屋のうち、法定速度を守っている人がどれだけいるのかという疑問も湧いてくるが……。
画像:『YouTube』より引用
動画:GT-R TOKYO STREET RACERS(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=cJNSHqB18mw
※この記事はガジェ通ウェブライターの「ろくす」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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