『嘆きのピエタ』で2012年ヴェネチア国際映画祭・金獅子賞を受賞した、鬼才キム・ギドク。彼の最新作は、セリフを一切廃し、「笑う」「泣く」「叫ぶ」の3つの要素のみで描かれる“性”と“家族”のヒューマンドラマ『メビウス』だ。
過激な性描写で本国韓国でも上映制限のかかることとなったが、日本でもR18+指定にて12月6日より全国公開が決定した。
冷えきった関係の続く父・母・息子の3人の上流家庭。
夫とよその女との不貞に気づいた妻は、嫉妬に狂ったすえに夫の性器を切り取ろうと画策する。しかしあえなく失敗した妻は、その標的を息子へと変えるのだった。
そのおぞましい目論みを実行し、夫と息子を残したまま出て行く妻。性器を失い、“絶頂に達する”すべを奪われた息子は、性器を失くしたことで虐められ生きていく自信をも失ってしまう。“絶頂に達する”ことを知らぬまま生きていかなければならない我が子――罪悪感に苛まれた父は、性器を失くしても絶頂に達する“ある方法”を見つけ出し、それを教えることで息子との関係を築き直していく。そこへ、家を出ていた妻が戻り、家族はさらなる破滅の道をたどり始める――。
今作は、新宿シネマカリテ主催の『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2014』のクロージング作品として上映され、チケット即日完売の超注目作として迎えられた。
父役を『悪い男』『受取人不明』などキム・ギドクの初期作品に出演したチョ・ジェヒョン。母役と、父の浮気相手の女の二役をイ・ウヌ。苦悩する息子役を韓国映画界の新星ソ・ヨンジュが演じる。
『メビウス』公開日:12月6日(土)より新宿シネマカリテほか全国公開
配給:武蔵野エンタテインメント
(C)2013 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.
■関連記事
女性400人が選ぶ合コンしたい企業ランキング 1位「Google」2位「フジテレビ」
30年以上続く大衆食堂『石の家』に行く!ホリエモングルメアプリ『テリヤキ』掲載店めぐり旅
『LINE』の人気と普及はスタンプの種類とリリースのスピード感
名作OVA『銀河英雄伝説』BD-BOXがお求め安い価格で 『スタンダードエディション』が予約開始
- 会員限定の新着記事が読み放題!※1
- 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
-
- ※1、入会月以降の記事が対象になります。
- ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。