2014年9月3日に内閣改造が行われ、第一次安倍内閣として最後の閣議の後に稲田朋美内閣府特命担当大臣の記者会見も開かれました。この席で所管のクールジャパン戦略に関する質問をすることができましたので、ここではその部分を抜粋して紹介します。
※詳細な大臣発言・質問・議事録は、内閣府ホームページにてご確認下さい。
●クールジャパン戦略に関する質問(抜粋)
ーークールジャパン関連でお伺いいたします。第一期、第二期と継続されてきて、一定の成果として取りまとめが出されたわけですけれども、若年層やクリエイターからの冷ややかな反応はまだ払拭には至っていない、というのが現状かと思います。そういった誤解・懸念をどのように克服していくのか、課題点をお感じになっていることをお聞かせ頂ければと思います。
稲田大臣:第一期は日本の錚々たるメンバーに集まって頂いて、取りまとめ・アクションプランにも落としこんで、それをずっと各府省の連絡会議がフォローアップしているわけですけれども。ご指摘のように「一体クールジャパンって何?」「ちょっとわかりにくいね」という声があって、第二期のCJムーブメントとして、そこで「世界の課題をクリエイティブに解決する日本」というミッションを、さらに3つのカテゴリーに落とし込み、それを事業にも提言をするというところまで来て、クールジャパンをデザインするということについては、今までとは違った提言ができたと思っています。
ただ、それをまだまだ若い方々にも知って頂くために発信していく。そして分かりやすく説明するだけでなくて、若いクリエイターの方々の意見も言って頂いて、一緒になって作り上げるという観点をこれからさらに推進していくことが必要かな、と思っております。
ーー大臣はいつも福井のお洋服を着用されていたり、クールジャパンを身を持って発信されてきたかと思うのですけれども、今後党務、一議員としてクールジャパンについてどう取り組んでいかれるのか、お気持ちを頂ければと思います。
稲田大臣:国民運動、社会運動にしていこうということをずっと言ってきましたので、一議員に戻っても、福井だけでなくて日本の良さやクールな部分な部分を発信していくことはこれからも続けていこうと思っていますし、せっかくクールジャパンをデザインするという形で提言をまとめましたので、それをいろいろな機会にお話しをしていくことができればと思っています。
ーー最後に一点。大臣がクールジャパンでいわゆる”ゴスロリ風”ドレスを着て、さまざまな反応があったかと思うんですけれど、同じようなクールジャパン仕様のドレスをまた着用して、公の場に立ってみたいかどうかお聞かせ下さい。
稲田大臣:私、ずいぶん批判されたんですけれど、その場で参加して楽しむということがクールジャパンだと思っておりますので、またゴスロリのとか、そういうところに呼んで頂ければ、ぜひまた挑戦したいと思っています。
●政策調査会長に抜擢! 「私はかなり鈍感力があるので」
1年8ヶ月におよぶ長期の任期となった今回の内閣。稲田大臣はクールジャパンのほか、規制改革・行政改革・公務員制度改革など8つの担当についての成果を強調。また、自民党政策調査会長へと抜擢されて「身が引き締まる。また大きな山を越えようというところ」と述べる一方、「嫉妬の目があるのでは」という声に対しては「かなり鈍感力があるので」とかわしていました。
クールジャパンについては、「参加型」であるということをポイントとして挙げており、”ゴスロリ風”と報じられて話題になったドレスについても、「(イベントに)呼ばれれば挑戦したい」と述べています。関連イベントが地方・海外で増える中、オファーをするところがあるのかどうか、注目したいところです。
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