六本木駅に程近い公園。
そこが彼らの本部となっていた。

簡単な日差しよけが施された公園のテーブルセットを占拠するのはいつものことなのだろうか、掃除の都職員の対応も慣れたものだった。

見たところ40~50代と思われる男女がテーブルの四方を囲み、ラジカセで矢沢永吉を大音量でかけながら酒を飲み談笑している。

一見するとホームレスの酒盛りにも見えるがそうではない。
これが日本アルコール品評会の公式スタイルなのだ。