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(2/2)國分功一郎「来るべき民主主義 --都道328号線問題と小平市住民投票から考える政治のこれから--」【2013/05/03 収録】
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道路も保育も消防署は いや消防は切り離せな

いま私は地元の東京都小平市で、都道の建設問題を巡る住民投票運動を応援している。都道328号線建設計画、そして東京都によるその進め方に強い疑問を抱いた住民たちは、署名による直接請求で建設計画を巡る住民投票の実施を求めた。今年3月27日、住民投票条例案は小平市議会で可決された。直接請求によって住民投票が実施されるのは、東京都内でははじめてのことだという。小平の住民投票は、したがって画期的な出来事である。運動を応援しながら、私は近代の民主主義理論の或る単純な欠陥に気づいた。そして今、それを補完するための制度について考えている。今回のゲンロンカフェ講演では、都道328号線問題から出発して、民主主義について、理論的かつ実践的に語りたい。登壇者プロフィール國分功一郎1974年生まれ。哲学者。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。高崎経済大学准教授。著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)。訳書に、デリダ『マルクスと息子たち』(岩波書店)など。

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