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小泉悠×真野森作「ロシアにとって国境とはなにか:ウクライナから北方領土まで ーー『「帝国」ロシアの地政学』刊行記念」(2019/9/18収録) @OKB1917 @Tokyo_dogpillow
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【収録時のイベント概要】【イベント概要】軍事評論家の小泉悠氏と、毎日新聞の真野森作氏による、ロシアの「地政学」的な政治戦略と現状をめぐるトークイベント。小泉氏はこの7月、『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版)を上梓した。ソ連崩壊後のロシアにおける「地政学」の流行を端緒にプーチン政権の行動原理をわかりやすく分析した良書である。ジョージア(グルジア)、バルト三国、ウクライナ、中東、そして北方領土で、ポストソ連のロシアが展開する戦略とはいったいなんなのか。なぜ、ウクライナとの戦争は長引いているのか。同書では、ロシアの行動原理が明快に語られており、国際社会の見えない状況が明らかにされている。真野氏は昨年12月、『ルポ・プーチンの戦争』に、クリミアや東部ウクライナにおける長期取材をまとめている。東部戦線の親露派・親ウクライナ派、戦地から逃げた人々、クリミア・タタール、文化人と、複数で多層的な生々しいウクライナ人の声から歴史の複雑さや土地・国への思いが伝えられる。小泉氏と真野氏に、ロシアのユーラシア戦略のいま、現地の人々の国境への思い、プーチン政権の思惑、北方領土のゆくえなどをお話しいただく。隣国ロシアの領土政策や、 境界の地に暮らす人々の思いを通じて、国際情勢の現在、そしてわれわれの立ち位置を考える対談である。■ソ連崩壊後のロシアはもはや超大国ではなくなり、経済やテクノロジーといった諸指標では大国と言えるかどうかも危うくなっています。それでもロシアが国際場裏でこれだけの存在感を保ち続けるのは何故なのか、この時勢に「原子力巡航ミサイル」などというSFめいた新兵器の開発に余念がないのはどうした世界観によるものなのか。「主権」やアイデンティティと結びついたロシア的地政学思想を縦軸に、軍事を横軸にしてお話ししていきたいと思います。北方領土やロシア軍の要塞など、ちょっと珍しい見聞もご紹介します。(小泉悠)■ソ連崩壊は終わっていない、のかもしれません。 私は2013年秋から3年半、モスクワ特派員としてロシアなど旧ソ連圏を取材しました。 まさにこの時期に起きたのがウクライナ危機であり、 クリミア半島とウクライナ東部におけるロシアのハイブリッド戦争です。なぜ起きたのか? その答えを探し続け、今思うのが冒頭の感慨です。 激動の現場で話した数多くの人々は何を思って行動していたのか。歴史、民族、文化、政治経済、 戦略が混沌と絡み合ったウクライナの現地やロシア各地を歩いて考えたことをお伝えできればと思います。(真野森作)【イベントのページ】https://genron-cafe.jp/event/20190918/

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